わたしは風呂に入るのがめちゃくちゃ嫌いである。
外出しない日であれば風呂に入らないし、もし在宅で仕事をしていて外に出る用事がなければ、その間入らない可能性もある程度には風呂が嫌いである。
別に汚い状態を是としているわけではなく、衛生上よろしくないことは百も承知、入ればサッパリする気持ちよさも充分に知っている。
ちなみに銭湯とか温泉とか、外の風呂ならわざわざ出かけて行くぐらい好きだ。家で風呂に入らなくていいように、仕事帰りに銭湯に寄ったりもする。
風呂に入らないことはセルフネグレクトだなどと言われるが、家で風呂に入るのだけがどうしようもなく億劫なのだ。
これは何故なのかと考えてみた。
①脱衣所が寒い
夏は汗をかいたのを放置できないため、比較的ちゃんと風呂に入る。そしてなにより、服を脱いでも寒くないというのが大きいので、冬より夏のほうが風呂に入る率が上がる。脱衣所が寒い件については、狭小ジャパン住宅のユニットバスの性なので、引っ越しを考えねばなるまい。
②入る前の準備がめんどい
服を脱いで寒さに耐えることを考えながら、バスタオルや下着を引っ張り出して準備する。もうその段階でめんどい。なんでめんどいことをするためにめんどい準備をしなければならないのか。もうその時点でメンタルは後ろ向きなのだ。ちなみに銭湯であれば、行った時点であとは入るだけなのでそういうマイナス思考は出てこない。
③入ったあとがめんどい
濡れた状態というのは、人間にとって生命を脅かしかねない事態である。さっさと体を拭いて髪を乾かして、さらに乾燥を防ぐために表皮にはわざわざクリームも塗らねばならない。なんというめんどくささ!残念な生き物って、人類のことじゃない?
以上がわたしが家の風呂が嫌いな理由である。
しかしこれが温泉などになった場合なんの障害にもならないのだから、我ながらわけがわからないのである。
家の風呂が温泉だったらなあと妄想する今日この頃。笑
(真面目な話、自宅に温泉をひくと設備のメンテナンスにえらいお金がかかるらしい。場所に見合わぬ格安で売りに出されている温泉設備付の別荘、というのは、つまりそういうことだそうである。夢のまた夢…)