子供のころから猫が好きで、小学生のころはおそらく猫キ◯ガイの意味で男子にネコと呼ばれていた。近所の猫飼いの友人宅に入り浸ったり、夏休みの自由研究で野良猫の行動範囲を調べたり(よく撒かれた)サンリオのノラネコランドのノートやハンカチを愛用していた。
しかし家で飼うことは母が絶対に許さなかったため、家にいたペットは虫やザリガニ、金魚がせいぜいだった。金魚の世話(主に水槽の掃除とか)が大変だったため、母は哺乳類を飼うことを許さなかったのだと思われる。
そんなわけで、自宅にモフモフがいる状況に永らく飢えてきたわたしであるが、とうとうNNN(ネコネコネットワーク)に補足され、十数年前に猫を迎え入れることになった。
家に猫がいるという状況は、わたしを引きこもりにするには充分だった。家に帰れば猫がいる。猫が淋しがるから出かけられない。というより、自宅にいると外出する気がなくなる。
信じられないと思うが、それから十数年毎日新鮮に「えっ……もしかしてうちに超絶かわいい猫がいる…!?」を繰り返している。誇張ではない。毎日だ。もはや宗教の域である。
いや、宗教ですら不祥事を起こしたり信者を搾取したり矛盾があったりするし、宗教というなら猫のほうが数倍信用のおける信仰である。絶対的正義。ネコを崇めよ。
心の安定を得たいなら、下手な宗教に金を払うより猫を飼ったほうがいいと思う。(離別の苦しみは考えないものとする)
とはいえ、餌代、病院代、お手入れ。手間も金もべらぼうにかかる。終身神に仕える覚悟がないのならもちろんおすすめはしない。しかしそれと引き換えて余りある安寧が、ここにはあるのだ。
あー今日も超絶ハイパーウルトラスーパーかわいい。
(本日のポストはこれが言いたいだけの投稿です)