最近、通勤時の駅で子ねずみのようなすばしこさで大人の間をすり抜け駆けていく制服の小学生たちをよく見る。おとななら次に見送るであろうタイトな乗換を実践しているようで、降車口ではやくと手招きする子、ギリギリ滑り込む子、乗りそびれてホームでしょんぼりする子、様々いて毎日ニッコリしている。「魚たちの離宮」のモデルとなったあの建物付近が通勤路なのだが、長野先生はこういう光景をご覧になりながら少年たちの物語を書いたのだろうなと想像して朝から楽しい気持ちになっている。徒然ginmokuseifere libenter homines id quod volunt credunt