同人誌ってこうでなきゃね

井藤
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公開:2026/2/13

オタク提供。9/1にモブサイコの見世物小屋ネタを書いて、その2週間後には原稿になっていた。

9/1(なのだろう)、Twitterに見世物小屋ネタを投下した。モブサイコ100二次創作。霊幻が見世物小屋に迷い込み、そこで両手足が無い達磨になった自分を見つける……という小ネタだ。続きものではなく、本当に小話である。

元々私はそういうアングラな話が好きなのだが、改めて二次創作として落とし込んだのは初めてかもしれない。

この話にクリティカルヒットしたオタクが居た。

SSを投稿した日にファンアートが寄せられた。うれしすぎる。ありがたすぎる。(イラストはセンシティブなのでモザイク加工させていただいた)

達磨の姿で芸を身体を売る霊幻、見世物小屋に縛られる籠の中の鳥……そんな美味しいシチュエーションは我々がキャッキャとはしゃぐ良いネタになった。Kスペもそうなのだが、チラシの裏は好き勝手話す故に割と壮大に話が広がっていく。おいしい設定など盛り込んで、モグモグと食べていくのだ。オタクはそういう生き物だ。

この頃は霊幻×律というCPにハマっていたので見世物小屋の世界観に律も当然居たのだが、そんな中、本当に、突然、前触れもなく、最上さんというキャラが見世物小屋の世界に参戦した。

最上さんこと、最上啓示とは作品史上最強の人間の悪霊として位置付けられている、主人公モブと戦ったキャラクターである。霊幻との関わりはほぼ無い。個人的に最上さんが霊幻の首を絞めるところがピークなのだがそれはただの性癖なので置いておこう

霊幻との接点はほぼ無い。にも関わらず、見世物小屋の達磨霊幻との相性がピッタリ過ぎたのだ。最上さんは盲目(原作ではもちろん盲目ではない)で、モブに似た人形を持ち、裏では汚れ仕事をしながら腹話術師として見世物小屋で働くことになり、そこで出会った霊幻と云々かんぬん……という設定もまるで昔からそうだったのでは?と言わんばかりに自然と増えていく設定……。

もう一度言うが、霊幻との接点は無い。やり取りというか、悪霊・最上啓示にコテンパンにやられるという程度はあるが、決して二次創作で盛り上がるような展開は無かった。

だがオタク2人は勝手に盛り上がった。

「本にしよう」

これは紙の本にして残したいものだ。と。

早すぎる。恐らく本にしようと決めたのは9日だ。この漫画描きオタクは描くと決めたらすぐに筆を取る癖がある。なお通販の予定なので締切は無い

合同誌として漫画は前半、文字書き私は文章で後半を担った。

打ち合わせは無い。漫画に合わせる形で文章の方を多少擦り合わせたものの、チラシの裏で展開した妄想が『作品』になっていたのでそれをアウトプットするだけの話なのだ。何を言ってるか分からねーが(略)

タイトルがまだ決まっていない。そんな懸念も杞憂に終わる

作ってる当人達もなんで?と思っている最上×霊幻というCP

気がついたら表紙が出来ていた。当然漫画も描いているので腕が4本無いと考えられないスピードだ

そして入稿の日。

同人誌とは本来同好の士のためのものという原点に返る発言

ついに完成!!

見世物小屋ネタからひと月。こんな立派な本になった。もう一度言うが通販なので締切も無く、急いで作った訳ではない

入稿は腕が4本あるオタクに任せ、私は通販を担当した。さすがに3部以上作ったが、死ぬまでには完売するかな〜と思いながらBOOTHを開いた。結果、ひと月で完売することとなる。おいおいみんな最霊好きなのか????どこにいたんだよ最霊の民は。

後にも先にもこんなスピードで作るのはこの本だけだろうと酒の肴のように話す。それくらいの熱量があり、今も尚幻覚の中で揺れ続けるオタクの篝火となっているのである。

最後にこの言葉で締め括ろう。

@glasnostitou
オタク