カフェイン。覚醒作用があるとか言って、社会人の多くはコーヒーだのエナドリだのをがぶ飲みする。
もちろんお茶にもカフェインが含まれていて……でもカフェインに関する研究って全然されてないよね。日本語の論文は特に少ないし、飲料メーカーの出している情報もほとんどがコーヒーのものだ。
だから、基本的なところから眉唾な話まで知る限りをまるっと書いてみる。
カフェインは飲んでから1時間以内に作用し始め、3〜4時間でピークに達し、大体抜けるまで摂取から8時間程度かかる。
つまり、夕飯のタイミングがギリギリでそれ以降はお茶とか飲まないほうがいい。眠れなくなる。
それから、カフェインは熱に反応して溶け出す性質がある。ざっくり、塩と砂糖とを思い浮かべてもらうといい。
塩は温度を変えても溶ける量は一定だが、砂糖は温度を上げるとグングン溶ける。カフェインもこれと同じだ。
この性質を利用した、水出しアイスティーというやつがある。低温ならカフェインが溶け出しづらいので、カフェインに過敏な人でも美味しく飲める。テアニンは温度に関係なく溶け出すので,茶葉の甘さも楽しめる。香り成分もある程度は溶け出す。高温じゃないとダメな成分もあるので、ある程度は諦める必要があるけど、水出しアイスティーにしかない良さもある。
中国茶の一部は長期保管するには焙煎籠とかを使って湿気を飛ばさないと雑味が増えてしまうんだけど、ああいう焙煎の工程で多少カフェインって飛ぶらしい。
というのも、カフェインって150度で気体になるらしい。日本のほうじ茶ってそんくらいで焙煎するから、他の茶類よりはカフェインの含有量が少ないらしい。らしいよ。
高温短時間で焙煎する日本ほうじ茶と、低温長時間複数回焙煎する岩茶と、どちらがカフェイン量多いんだろうね?
岩茶がもったいなくて検証なんてできない。その前に製品ごとに焙煎の加減が違うから一律に物を言えないな……。
抽出開始から20秒程度でお湯を入れ替える抽出法があるという。カフェインの多く混ざった茶液を捨て、擬似的なローカフェインのお茶を……もったいない!! お茶の一番いいところを!! そんなことするくらいならノンカフェイン加工されたお茶を買ったほうがマシ。
ノンカフェイン加工。いろんな手法が取られているけど、今一番アツいのは超臨界二酸化炭素抽出法。
なになになに。わかんないよね。
二酸化炭素にを60度弱まで温めつつ、7気圧くらいの圧力をかけると、超臨界状態になるんだって。
超臨界状態になると、気体と液体との両方の性質を併せ持つバンジーガムみたいな状態になるらしい。
バンジーガムの二酸化炭素がコーヒー豆や茶葉に染みていって、そこにカフェインが溶け出すんだって。
で、圧力を解放するとカフェインごと気体に戻るから、茶葉にはカフェインが残らないんだって。
今までのカフェイン除去手段よりずっとお茶の風味に影響を与えない手法なんだとか。問題は高いこと。リーフルはこれでやってるらしい、店員さんから聞いた。