ハピネスとサッドネスの同居

ARARE.
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Vampire Weekend と girl in red の新譜があまりにも好きすぎて、耳がこの上なく幸せな今日この頃。

girl in red こと、Marie Ulven Ringheim は“Z世代のクィア・アイコン”である。恋人の事を歌った曲を聴いて、その率直さに驚いたけれど、今では特段問題にされることではないのかもしれない。ノルウェーでは、めちゃくちゃ人気のあるシンガーソングライターなのだとか。そう言えば、00年代頃に聴いていたSondre Lerche 、Kings of Convenience もノルウェー出身だ。共通するのは、声が雲かがっているというか、素朴で穏やかな光を纏っているというか。牧歌的というには、乱暴すぎるかも。でも何だかとても、心がピースフルになる感じ。

さて、その中でぼんやりと『I'm Back』のMVを観ていて、何か平和だし落ち着くなぁ、可愛らしくて良いなぁ、なんて思ったのだ。

1曲目から〝戻って来たよ〟って、ファンにしては〝おかえり〟って言いたくなる。今回のアルバムは様々なテイストの曲にチャレンジしているな、と思った。うっかり夜の眠る前に聴くと、アドレナリンが分泌されてしまうかも。ダンスチューンとか、ヒップホップとか。というか、音楽に本当の所ジャンル分けという枠組みなど不要なのかもしれぬ。

私は彼女が身に着ける衣装も好きで、ついつい自分も赤い何かを身に付けたくなってしまう。冬は鮮やかな赤のセーターを着て、何だか顔回りが明るくなり、気持ちまで明るくなった。彼女が『赤い服』に拘る理由があるのだろうか。過去のインタビュー記事などを探して読んでみたい。

@godhelpthegirl
テンション低めのオルタナティブ人間。穏やかでゆるゆるとした場所や時間が好物。