アメリカ合衆国ニューヨーク州出身のバンド、ヴァンパイア・ウィークエンド(Vampire Weekend)。
約5年振りとなるアルバムがリリースされることになり、その中から2曲が解禁されたと知って、新曲とMVを早速視聴した(何とも胸躍る瞬間!)。
「カプリコーン」に涙腺を刺激され、視聴後はしばらく郷愁に浸りながら80年代のニューヨークに思いを馳せた。そして「カプリコーン」を絶賛鬼リピート中である。何故に曲名が「やぎ座」なのか、誰か教えて欲しい。
印象的なジャケ写とMVは、ニューヨーク出身の写真家、スティーヴン・シーゲルが撮影したアーカイブ映像と新たに撮り下ろされたものがコラージュされているらしい。この写真家は、40年以上ニューヨークの街並みや人々を被写体に写真を収めている。サイトで写真を見たけれど、80年代の楽観と悲観を天秤に掛けたような、平和なんだけれどどこか危ういニューヨークの街並みが映し出されていて、目が離せなくなった。ドキュメンタリー映画なども撮っていて、ベルリン映画祭等で受賞もしているよう。
――で、ヴァンパイア・ウィークエンドの「カプリコーン」。郷愁に誘うようなメロディ、心地よい歌声。これは、名盤になる予感しかない。どこかフラワーチルドレンを思い起こすような、愛と平和を象徴するような一曲だなぁ、と思う。ザ・バーズの「ミスター・タンブリン・マン」の12弦ギターと鮮やかなコーラスを思い出したのは、私だけだろうか。
〝若くして死ぬには年を取りすぎているし、一人で生きるには若すぎる〟
何か泣きたくなってしまうけれど、印象的なフレーズ。何だろう、すごく分かるな、この感覚。
北米ツアーを4月からするらしいので、日本での夏フェス参加はないのだろう(涙)。