南風2024.4号

五月ふみ
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南風集

雪達磨だった塊とおり過ぎ

ラガーらの背を渡りたる縞太し

火付夫の長き一礼どんど焼

飴玉の踏み砕かれて冬日向

摘星集

さくら貝厚き手の平さしださる

羽衣の薄さとおもう桜貝

雪達磨の句は文芸選評(NHKラジオ)で村上先生にお取りいただいた句でした。

ありがとうございました。

@gogatsu
ごがつ ふみ です。 俳句を作ったり読んだりしています。