秋空に撤回求む声吸われ呼び捨ての軽やかなれば春の昼故郷の言葉で呼ぶ名青葉冷梅の実や手紙に姓の書かれずに新聞にフルネームあり白夜草風白し呼ばるることのなき名前友の母へ素直な返事冬夕べ海鳴りの底より唄が冬灯冬薔薇の一枚ずつにある闘志 *二度目の挑戦で、寅子は晴れて高等試験に合格したが、そこにヒャンスクも涼子も梅子もよねもいない。よねが、信念を曲げることなく受け続けると宣言したことがせめてもの救いとなった週だった。梅子さん、どうかどうか、お元気でいてください。虎翼日記俳句五月ふみごがつ ふみ です。 俳句を作ったり読んだりしています。