はじめまして。
これはおそらく自己紹介的な投稿です。
今そう書いているのでそうなんだと思います。
ただ、作ったところで特に言うことはない。
よってこの投稿の存在意義はない。
以上。
これにて閉廷。
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もうちょっと頑張れ。
ご尤も。
なんとか絞り出してみようと思う。
まず、身も蓋も無いが自己紹介というものが苦手だ。
百歩譲って何かや誰かの説明だったり、自分以外のものを語るのであれば良いが、自分という人間を語るのはどうにも上手くいかない。
「誰も知りたいと思っていないかもしれないことを、自ら述べなければならない」という性質。所謂「問わず語り」。
自己紹介というのも例に漏れず、この性質を持ち合わせている。
だから苦手だ。
この嫌な響きの4文字で思い出すのは、中学2年の春。新学期初回の理科の授業。教科担当の先生への、クラス内での自己紹介。
名前。所属部活動。趣味、特技。好きな食べ物。そのあとは自由。
先生が黒板に書きながら説明する。
一の川の一番前から、蛇行で順番が回ってくる。
好きな芸能人。最近ハマっていること。呼んでほしいニックネーム。学習目標。エトセトラ。
皆それぞれ好感触を残していく。
どれもパクれない。
というか、名前以外言う必要性を感じない。
部活動、趣味、特技、好きな食べ物、その他フリートーク。
どれも普通に授業を受ける上では無くても支障はない情報。合コンじゃあるまいし、こちらはただ、「真面目な生徒A」であれば良いだけのはずだ。
そうだ、別に新学期の自己紹介で奇を衒う必要なんてないのだ。居場所づくりなんて、入学時点でとっくのとうに失敗している。これは単なる先生と生徒の顔合わせに過ぎない。
なのに、承認欲求だか完璧主義だか見栄だか、恐らくその全てで勝手にハードルを上げる自分がいる。
何を言おう。
何を言おう。
順番が迫る。
必死に頭の中を捏ねくり回す。
拍手が止む。
すぐ後ろで椅子を引く音がする。
纏まらないまま立ち上がる。
「最近困っていることは、PCを起動する度に勝手に出てくるスクリーンキーボードの消し方がわからないことです」
なんだそれ。
伝わりづらいものを引っ張ってくるな。
せめてあるあるを言え。
先生が笑ってくれたのが唯一の救いだった。
否、致命傷に至らず死に損なったとも言える。
これだから、自己紹介は苦手だ。
自分でさえよくわからない自分という人間を語るのが苦手だ。
気になったら手に取ればいい。
見たい人が見ればいい。
欲しかったら持ち帰ればいい。
いつだってそこにある。
静かに置いてある。
たまに無いこともある。
take free.
そんな、フリーペーパーのような「ご自由にどうぞ」スタンスが性に合っている。
リアルではなかなかそうはいかない。
しかし、ここはインターネット。
ブラウザバックという救済措置もある。誰もが任意のタイミングで離脱を許される。
今これを書いているというのは無論「問わず語り」になるわけだが、強制力を持たないのであれば幾らか身が軽い。
読むも良し読まぬも良し、選択権が読み手全員に与えられている。こうやって過剰に保険をかける事もできる。
そしてこの投稿はろくに推敲していないが、それでも、発信と受信の間に時間を作ることができる。なのでうっかり口を滑らせて場を凍てつかせたり、空回りしたり、なんてこともない。恐らく。
まさしく、「ご自由にどうぞ」が叶う場所。
にも関わらずまだここにいるあなた。
こんな怪文書にまで興味が及ぶ好奇心旺盛なあなた。
別に読むつもりなんてなかったのに後に引けなくなってしまったあなた。
読んでないけど適当にスクロールしたら偶然ここに止まっただけのあなた。
左向き矢印を押すに至っていない理由がどんなものなのかはわからない。
だがどんな形であれ、時間という命を削ってまで読んでくれたのであれば、その猛者達にとって、これがなにかしらプラスの方向で働くことを願う。
さて、前置きというか脱線が過ぎたが、自己紹介になりそうでならないかもしれないことをもう少し書き殴ってみることにする。
はじめまして(take2)。
ひのまるごはんと名乗っている者です。
あるいはもしかしたら、あなたがいつかのどこかで私を目撃している可能性も無きにしも非ず。多分、四槓子で上がるくらいの確率で。
というのも、今は昔、XがまだTwitterだったころ、アイコンが四角だった頃、ハートが星だった頃。フォロワーと寺やら襟やらを言い交わしていた頃。
私はしょっちゅう名前を変え、場所を変え、手を替え品を替え、中途半端に何かしらを作って渡り歩いていたからです。
早い話が飽き性。最近よく耳にする言葉だとリセット症候群。楽しげに言えばインターネットキャラバン。
別に有名人でもなければバズってもいません。だから謙遜などではなく本当に四槓子。あるいは隕石が頭に直撃するくらいかもしれない。
ちなみに今のハンネはちょうど梅干しでご飯を食べていた時に適当に決めました。
私とあなたは、ベン図でちょっとだけ交わるかもしれないし、全然交わらないかもしれない。円は交わらなくても、未開拓ジャングルのような文章をここまで読んでいる強者とはもしかしたら波長が合うかもしれない。
今のところはまだ、ギリギリ人間をやれている人間です。
さて、
本日まずご紹介するのは、二度と聞き返したくないと話題の黒歴史アルバム『中2のセンブリ茶』からこの一曲。
「好きな食べ物」。
選んでおいてアレだが、最近は食生活が杜撰すぎて特に何も思い浮かばない。
必死に思い出しながら書いている。
味というよりは食感が硬めのものが好きかもしれない。
熟していない桃。スイカの皮に近い部分。キャベツの芯。瓦せんべい。きらず揚げ。
だがいかんせん歯が弱いのでよく負ける。
きらず揚げというのはおからでできた煎餅のことです。
この話をするとたまにハードグミを勧められるが、知覚過敏なので食えない。
嫌いなものは特にないが、キウイとかパイナップルとかコーラとか、歯がキュルキュルするものはあまり好きではない。
キュルキュルの正体は定かではないが、灰汁かもしれないと思っている。コーラは知らん。
歯の話しかしてない。
続いての曲はこちら。
「趣味・特技」。
これも正直わからない。いろんなものに興味を持ち、いろんなものを齧ってきたが、これと言って突出したものはない。
ただ、苦手なことの方が比較的わかっているので、そちらを述べることにする。
まず、人の集まりが苦手。というより人が苦手。言わずもがな。太陰太極図の黒い方。なのにマンツーマンでそこそこの時間喋る仕事をしている。普段との差で風邪を引く。
集まりといえば細かい何かの不規則なそれも苦手だ。集合体恐怖症と呼ばれるやつ。好奇心とセットで持ち合わせているとだいぶ厄介なものだと思う。これを打っているだけで若干鳥肌が立っているくらいには苦手。
あと、空間把握能力がない。選んだ皿に料理を盛ってみるとたいてい山盛りになるし、テニスで私とペアになった人は一生ラリーができない。野球は空振り三振。
まだまだ腐るほど出てくるが、下手すれば自滅行為になり得るのでこの辺で打ち止めにしておく。
この世界にはたぶん、知っておいた方が良いことと、別に知らなくても困らないことと、別に知らなくても困らないが知ってるとちょっと豊かになれることと、マジで知らなくていいことがある。
これまでの話はどれに該当するのかというと多分二番目。下手したら四番目。
なのでここから先は、一にも三にも昇格はしないが幾分かマシかもしれない話をして、少しはバランスを取っておこうと思う。
長々書いているうちに忘れていたが、この投稿で当初書こうと思っていたのは恐らくこの下だけのような気がする。
自己紹介的なことをする前に、もうすでに載せている投稿がひとつある。なんともいえないタイトルだと思う。
あれをとりあえず『死に損ない日記』と呼ぶことにする。何の捻りもない。今適当に決めた。
感覚としては、「毎日生きている」というより「毎日死に損なっている」という表現が近い気がしたので、とりあえずそんな名前にした。
日記と銘打って書き連ねているが、下手したら日記ですら無い。
では、あれは一体何なのか。
なぜあんなものをパブリック空間に放り出そうと思ったのか。
なんかそういう方向でもうちょっとだけ書き散らかしていい加減終わります。終わらせます。
『死に損ない日記』と謳っている時点で言うまでもないとは思うが、ぬるい希死念慮がある。
5〜6歳頃には既にそんなような感覚があったように思う。
成人し、社会になんとか片足を引っ掛けて穀潰しの汚名を返上し、少なくとも「社会人」というカテゴリにおいては、世の中に存在を許された。その安心感で一旦は落ち着いた。
が、それが最近になって徐々に息を吹き返し、たまに沸々と気泡をこさえ、けれども沸騰手前でギリギリ踏ん張っているという感じ。
そんな毎日の中で、
「なんか知らんけどちょっと良いと思った」とか、「何も得しないのに首を突っ込んでしまった」とか、「別に意味もないのにやってしまった」とか、
要はそういった、強固になった「合理のフィルター」をすり抜け、死に損なった原因となった何かしらの「不可解な理由」をつらつら書き散らしているわけです。
なぜ毎日失敗しているのか。そんなものは火を見るよりも明らかだ。
今持っているものを手放すことと、まだ持っていないものを手に入れること。その両方を諦めきれない弱さ。ゆえに、日々、自死へのためらいを積み重ねている。それでしかない。
なので、「不可解な理由」と称することはある種の現実逃避だ。
「可能性」という甘い餌に使嗾された諦めの悪い死に損ないが、何かしらの爪痕を残そうと悪足掻きしている。幸か不幸か、あなたはそれを偶然目撃してしまった人です。
きっと明日も何かしらで死に損なう。無様に踠き続ける。足掻けども刻まれるのは爪痕ではなく生き恥です。
だが生き恥なら既に散々刻んできた。進研ゼミでも本番でもやってきた。やり慣れていることというのは怖くないものだ。
マジョリティに迎合し真面目に生きたって、その全てが救いようのない己の不器用さによって生き恥に還元される。
ならばいっそ、開き直って全て晒してやろう。死に損ないに失敗した時のために、最低限の自己満足くらいは果たしておこう。そう思った次第です。
などと書いたが、そんな大層な理由などない。
ノルマも何もないので続けるかもわからない。先述の通り飽き性なので、明日になれば跡形もないかもしれない。
本当に何も決めていない。
ここに書いたことに特に意味なんてありません。
それだけが唯一の真実です。