学生の頃、急に頑張るのがばかばかしく感じられるようになった。
一生懸命頑張っても報われない。
もう少し大人になってからは、自分の頑張り方が間違ってるのかなと考えるようになった。
でも何がどう間違ってるのか、実際にどうすればいいのかは結局わからなかった。
頑張ってるけど、頑張ってるつもりになってるだけかな。
頑張りが単純に足りないのかな。
頑張り方がわからないって変じゃない?
そんなふうに悩む自分に落胆した時期があった。
頑張りたい自分、頑張りたくない自分
最近は頑張り方がよくないのかもと悩むことは減ったけれど、そもそも怠惰が染みついた心身で日々のタスクをこなすことすら難しいため悩み自体は尽きない。
手帳は好きだけどなかなかマメに書けない、開けない。
幼い息子の前で広げれば悪戯される。
朝は時間がないし、夜は疲れ切っている。
余裕はないけど遊びもしたい。
かといってなにもやらずにのんびりする時間も欲しい。
ものすごく当たり前のことなのだが、割と最近になってようやく何をやっても何もやらなくても同じように時間が経つということが身に染みてきた。
さて、じゃあどうすればいいかな。
やみくもに頑張ってもしょうがないというのも分かってきた気がする。
とりあえずうまくやれてる人のやり方を参考にしてみるしかなさそう。
実際に時間をどう使ってるのか
まずは記録をとるのが大切らしい。
30分毎自分が何をやっていたか記録して、その後その時間の使い方に自分自身で満足できたか○×△で評価するんだとか。
ふ~ん。
じゃあ実際にどうやって記録するのがいいかな。
記録は見返しやすいことに越したことはないので手書きではなくデジタルでやりたい。
行動記録をつけるアプリはいくつかあったが、いまいち使い勝手がしっくりこず長続きしなかった。
海外のアプリで日本語訳が不十分なもの、UIがいまいち合わないもの、自分の使用環境下でウィジットの挙動がよくないもの……
そんな折、ポモドーロ技法アプリを行動記録のために使うという記事を見かけた。
アプリ(Focus To-Do)を使って行動記録をとってみる
記事を参考に1ポモドーロを30分とし、休憩時間を挟まない、すぐに次の作業時間を記録する、というように設定を変更する。
ふーん、なるほどね。
休憩を挟むときは自分でタイマーを停止すればいい。
どのタスクにどれだけ時間をかけたかがグラフになる。
タイマーしそびれたときに手動で記録もできるようだけど、どうやらそれは課金要素みたい。
この、30分の区切りがあるのが通常の行動記録アプリよりもいいかもしれない。
グラフも見やすく、わかりやすい。
いろいろいじくってみていると、イベントという機能で予定と実際の記録とを見比べられるみたい。
……この機能すごいのでは?
あとから手動記録のことを考えると課金も検討かも。
プレミアムのトライアル期間中だからいろいろやれるけど、これが切れたら具体的にどこがどの程度制限されるのかな。
前もって調べた方がいいか。
ググってみて無料版と有料版の違いを表にまとめてくれている記事を発見。
ありがたい。
イベントという機能は無料版でも問題なく使用できそう。
ひとまずこのまま無料で使ってみて……もし課金するならセール期間を狙って買い切りかなと考えていた。
別のアプリ(集中)との併用
ポモドーロの記事を読んでいると25分を短いと表現している記事を見つけた。
いや、そうなんだろう。たぶんそう。
でも自分にとって25分間も集中して作業をするってなかなか長くて厳しい。
bondaviというところが出している集中というアプリもポモドーロ的に作業時間をタイマーで管理するのだが、25分だけではなく1分から120分まで自分でタイマーをセットできるようになっている。
タイマーが鳴り、休憩時間がきてもアプリを操作しなければそのまま作業をし続けているとして作業時間がどんどん加算されるのがいいところ。
自分はこのアプリで作業10分休憩1分というスタイルで家事をすることが多い。
作業時間が長いのもつらい、休憩時間が長すぎるのもソシャゲやsnsを見てしまったりしていまいち休めないことが多い。
休憩は割とすぐに巡ってくるけど、本気で休まないと1分なんてあっという間過ぎて休みにならない。
作業そこそこで本気で休憩をとるスタイルが自分にはハマったらしく、このスタイルでの作業は結構続けられた。
アプリを併用することにどのくらい意味があるのか
ということでしばらくの間タイマーとしては集中を、記録をとることにはFocus To-Doを使うために両方のアプリを一度に使っていた。
でもどちらもタイマーでポモドーロ技法を使うアプリだ。
休憩に入るたび両方のアプリをいじって時間を記録していくのって無駄なんじゃないだろうか……と思ってしまった。
正直それぞれいいアプリだ。
UIデザインも機能もそれぞれに個性があって、どちらかだけがめちゃくちゃいいということはない。
でも極力シンプルなやり方を採用したほうが記録も管理も続けやすいのは確かだろう。
Focus To-Doのプレミアムを買ってみた
自分への投資は惜しむべきではない。(言い訳)
プレミアム無料期間は3日間と儚く短かった。
そのプレミアムが切れて早速問題が起きた。
タイマー(ポモドーロ)の設定を25分以外にできるのは有料プランのみだったのだ。
タスクごとに別の時間を設定するのは有料プランなのだと思い込んでいたので、すべてのタスクのタイマーを一律30分という設定は無料範囲内かと思ったが違った。
設定を30分にしたままプレミアム無料期間が終了してしまったためか25分に設定しなおすこともできずプレミアムを勧められてしまう。
……今思えばアプリをインストールしなおせば初期設定に戻って無料で使えていたかもしれない。
でもいい機会かなとも思ったし、セール中だったようで1500円弱で買いきれたので思い切ってプレミアムにしてみた。
無料よりもお金を出した分頑張ってアプリを使うかもしれないとも思った。
(自分はケチな方なので200円の買い物にも長時間悩むタイプなのだ。でも時は金なりだし、単純に優柔不断で時間の使い方が下手なんだと思う。結果的に損していると思う。時間の使い方、うまくなりたいね。)
折角お金を出して本気で使うなら、やっぱりこのアプリ1本で管理と記録をしてみようと思って設定を見直す。
集中のアプリと違ってタイマー通りに作業時間と休憩時間がやってくるので、手動で止めない限りはアラーム通りに作業と休憩をしなくてはいけない。
勝手に作業や休憩のタイマーが作動しないようにもできるのだか、その場合はいちいち手動でタイマーを動かさなくてはいけないし超過した分の作業時間は記録されない。
キッチンで作業をしていると手が濡れていることも多く、なかなかサッとスマホを触れないのだ。
これにはちょっとだけ困った。
スマホを触れないのだから作業時間をより正確に記録したいならタイマー通りに行動するほかない。
Focus To-Do現在の使用方法
まあ、結果的にはより作業にメリハリがついたと思う。
10分の作業に慣れてきたので試しに15分作業に1分休憩にしてみた。
たった5分伸びただけでも「あれ、まだ休憩にならないのか」となって作業がダレることがよくあるので、10分に戻してみてもいいのかもしれない。
3ポモドーロ毎に長い休憩を設定してある。
長いといっても3分だ。
休憩時間には椅子に座って目を瞑って、できるだけ体の力を抜く。
開始のアラームが鳴ったらぱっと目を開けて作業に戻る。
Focus To-Doは休憩の入りと作業再開のアラーム音をそれぞれ設定できるから、全く違うアラーム音にしておけばたとえアラームを聞き逃したかもと思っても間違えることはない。
個別アラーム音の設定は集中にはない機能だ。
もちろん集中にしかない素敵な機能もたくさんある。
もうしばらくFocus To-Do1本でがんばってみようと思う。
もしかしたらまた併用するかもしれないし、集中のあの独特の雰囲気が恋しくなったらそっちにお布施する可能性もなくはない。
こうやって悩むのも楽しいけれど、悩み過ぎずに決定を下せるようになっていきたいところ。