わたしが個人の日記サイトをオープンしたのは、2000年4月。わたしはホームページビルダーで作ってOCNのスペースで公開してた。
誰も友だちがいなかったけど、同じような日記サイトをやってる女の子に感想を送ったら、わたしのも読んでくれるようになって、インターネットでの暮らしが始まった。しばらくすると同じように日記やってる子達も友だちになって、それがいつのまにか友だちの友だちとも友だちになって、めっちゃくちゃ楽しかった。はてなダイアリとか出てきた頃(2003年くらい?)くらいまでが一番ずっと夢のように楽しかった頃で、インターネットの友だちに会いに行ったり、何人かで京都に旅行に行ったりもした。
つたないデザインで何回も変えてたけど、はてな直前は真っ白い背景に少し大き目の#333(#666はやりすぎって思いながら)のフォント(って言っても20pxくらい)の本当のテキストサイトがかっこいいなって思ってた。
はてなダイアリは嫌だったのでMovable Typeにしたんやけど、楽しさが減ってて、それは、はてなの人が多すぎたことがちょっと嫌やった。今の言葉で、はてなに対してはパリピな印象をもっていた。みんなで楽しそうにしている人たちというイメージ。その頃から2回くらい引っ越したけど、Movable Typeよりやっぱ普通のタグうちのほうがいいなって思ったり、wordpressにしたりして、2007年5月にツイッターをやりだして更新頻度が落ちていった感じ。
プレはてな時代の楽しい頃は、いっぱい書いた日記を読んでほしいなって思うけど、ただ「今日友だちとパスタを食べに行った」っていうたわいもない日記を書いて読んでもらえるのは、本当にかわいい子だけなのよ。そうそう、写真部的なブームもあったよね。写真部の子たちなんて、写真をのせてたらパスタを食べに行った系の日記でも読んでもらえるのよ。
わたしたち普通の日記サイトのみんなは読んでもらえるようにおもしろい日記を競って書いた。「DO the かわい気」を合言葉に。その頃から猫にも登場してもらってた。かわいい猫ちゃんでかわいさを演出。
だから、ツイッターでもBlueskyでもなんでも、見られることを全然意識していない投稿ばかりの人には興味がなくて、下ネタ、脳直さんは全部ミュートするし、ただニュース引用してダメ出ししてるような形式の人もミュートする。
自分の言葉でしゃべれって思う。自分のことをしゃべれ。意味のあることをしゃべれ。意味のないことを言いながら行間を読ませろ。
と、まあ、こんなに心が狭いのは、私のインターネットでの歴史のせいであって、それは宝物なので誇らしくて、思い出ばかりを毎日思い出してはにやにや笑って、もう老後の暮らしを生きているので、みなさん、お元気で。