今年は全然仕事が終わらなくて、29日も仕事をしてたんやけど、相手が休みだと気楽な気持ちになって、お正月のパンを焼きながら仕事した。
うちは母がパン教室をしていて、教室の方にいけばこね機も発酵機もガスオーブンもあるけど、自宅で焼くのは手ごねで適当食パン。(教室をやっているのは母であって、わたしにはパンの技術がないので、へたっぴ)
これは今日の朝ごはん。そのパンのトースト。
食パン用の強力粉、小麦粉、イースト、スキムミルク、砂糖、塩を混ぜます。冬は、発酵しやすいように水ではなくお湯でします。手でさわれるくらいの温度。くわしいレシピは、その辺で1斤用をひろってきて。コッタとかで。牛乳とかはちみつとか入ってるリッチなのもおいしいけど、わたしはさくっとしてるシンプルな食パンが好き。
粉にざばっと水をいれ、くまでのような指の形にして、素早く混ぜます。そばの要領で。粉っぽさがなくなるくらいまでは素早く。5分くらいすると、まだ手にべちゃっとつくけれど、一塊にできるようになります。
そこへ、ショートニング(バターでも、なんならオリーブオイルとかでも、とにかく油分)を入れて全体に馴染むように混ぜます。よくパンのこね方を動画で紹介している人みたいに、引っ張ったりはしなくて、力はそんなに使わなくていいから、お餅をつきをするみたいに手の腹(親指の付け根)でぐっと押して下になった部分を上に持ち上げて折り曲げるみたいにしてはぐっと押すのを繰り返します。手でぐっと押したところを中に入れるような感じ。これも5分から10分くらい。
油分が入るとまとまりやすくなって、手にもべちょってつかなくなるので、指についたのは、途中でとって入れてしまって。
ここで、5分くらい休ませる。第一次発酵ではなくて、コネの途中で一休み。発酵機(自宅にはないから発泡スチロール。あとでちらっと写ってる。)の中にいれて休ませる。
それからあと5分くらい、手の腹を使って、ぐっと押しては起こすようなこね方をやる。少し休ませると、なじんで扱いやすい。ボウルにもひっつかなくなってきてる。
手にもボウルにもくっつかなくなって、すべっとつやっとしてきたら、こねは終了。丸にして、きれいな面を上にして、ボウルにいれる。ぐっと押してむこうからこっちへ折りたたんで、押した面を中に下に入れ込んで、傷ついていない面が上になるような感じです。
発泡スチロールに、小さいボウルに熱々のお湯をいれて、発酵機の代わり。これでふたをして40分寝かす。
途中でみて、あんまり表面が乾くようなら、お湯の温度が低いかも。熱いお湯を足して、それでも乾燥が気になるなら、濡らしたキッチンペーパーをかけてもいい。乾くと発酵しづらい。
40分後。↓おへそみたいなのは、指をいれて発酵具合をみたから。本当は粉をつけて指をいれるんやけど、余計な粉を用意しなかったから、指にくっついておわった。
もとの2〜2.5倍くらいの大きさになってたらいい感じ。セルライトみたいになってたら発酵しすぎ。夏とか暑い部屋とかだと、発酵時間を短く。
今回3つ山にしようと思ったので、3等分。本当はちゃんとはかって。
で、写真だと、大きさ調整でぷつぷつ切ったのが上に置いてあるけど、この切れ目は生地が傷んでいるのと同じなので、底の部分とか中に入れ込んでしまって、表面が綺麗になるように、空気を抜きながら丸める。
右下の空気が残ってるけど、本当は残らないように。
これ、2回目の発酵。ベンチタイムっていうの。約20分。だいたい2倍の大きさになったらオッケー。発酵しすぎると、しゅわってなってしぼむ。
写真、はしょったな。それをもう一度空気を抜くように丸めなおします。ここ、俵成形にしようと思ってたのに、麺棒がなかったので、ただ丸めなおし。きゅっと締めるように丸める。綿棒があると、空気が均等に抜けるので、きめが揃って見える。適当パンはそんなこと関係ない。
3つとも素早く丸め直さないと、早い方から発酵してくる。↓の写真のが不揃いなのは、計量があいまいで3つの大きさがふぞろいなのと、きゅっと締め足りないから。
型にいれて、仕上げの発酵。約40分。型に対して9割くらいに大きく膨らむまで。これ40分たったけど、お湯の温度が低かったから発酵不足だったので、あと15分くらい発酵時間を足した。
自宅のは電気オーブンなので、発酵が終わる10分くらい前に余熱を始めます。いいくらいに上がってきた。
180度(電気だと火力が弱いから190度にするか、時間を長くするけど、うちのアイリスオーヤマのコンベクションオーブンは火力が強いから180度でも強いかも。)で35分から40分焼く。
オーブンによっては右が火が強いとかそういうのもあるから、途中でぐるっと前後を入れ替える。焼き始めてから発酵して膨らんだところ、型からはみでて、白く伸びてるところを釜伸びっていうんやけど、これいいパンの証拠。パン屋さんで食パンを買う時は、釜伸びしてるやつを選ぶといい。
で、35分後。焦げたわ。敗因は、仕事してて、焼き色を気にしていなかった。こんなんなら30分でも良かった。
よく焼けてるほうが腰折れ(焼けたあとにしゅんっとして凹むやつ)をしないからいいと言われるけど、私は色白のパンが好き。ちょっと失敗や。また焼こ。