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コロナ渦中にはじまった自宅テレワーク。
自宅の狭い仕事部屋に一人でこもっていると集中はできるのだけど、不意に気分が落ちこむときがある。ネガティブな記憶が波のように押し寄せてきて投げやりになるというか。
そんな時は近所を散歩するようになった。
コロナ渦中でも人気のない道を1.5~2キロくらい歩いて帰宅する。
すると濁っていた気分が透明になりリセットできた。
自宅テレワークとセットで定着した散歩習慣だ。
午前中に気分が下がったままの時は昼ご飯を食べに少し離れた大衆食堂まで歩く。
ほとんど人とすれ違わずに一人黙々と歩くコースも見つけてある。
食堂に着くと、ケースからおいしそうな煮魚や惣菜を取り、おいしいご飯と一緒に黙々と食べる。
今日は食堂自慢の喜多方ラーメンを頂いた。
小さなテレビからワイドショーやニュースが流れているのもぼんやり見る。
普段はテレビをあまり見ないのに。
そうして、現金を支払い、元来た道をとぼとぼと歩いて帰る。
すると気分の濁りはすっかりと消えている。