義母の満中陰だった。いわゆる四十九日だ。
浄土真宗大谷派のお寺に集合し、住職の読経を聞いて義母を偲んだ。
住職曰く。
「満中陰はお釈迦様が母親を亡くし深く悲しみ引きこもったそう。気持ちの整理がついたの7週間目と言われているそうだ。」
とのことだった。
「四十九日に個人が浄土か地獄か行き先が決まるという俗説もあるが、お葬式の後には浄土に行かれています」とも話された。
こちらのお寺も住職が世代交代されてから、仏教について話されることが増えた。先代の住職は世間の話題を取り上げて仏教的な話に繋げるスタイルだったが、今の住職のスタイルの方が私は好きかな。
読経の終了後、同年代の親戚が集まり食事をしたが、義母の話や昔話で大いに盛り上がった。
義母の満中陰が忙しい世代の我々を集めてくれたと思うと「法事」にも意味があるなぁと改めて思った。