屋久島一人旅 day2

gota
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本来屋久島2日目の朝、東京羽田から鹿児島に向かう飛行機にチェックインできて安堵な気持ち。ドヤ顔の4時半起き。

雨具を会社に置きっぱなしで早朝取りに行ってから空港に行ったとか、ちょっと慌てたこともあったけどご愛嬌。鹿児島に行けるんだから🙋‍♂️

鹿児島空港に着いて、屋久島行きのトランジット。諸々対応を済ませ待ってたときに、ふと会社の同僚が「今日から徳之島でトライアスロン」って言ってたことを思い出した。連絡してみると偶然鹿児島空港にいた。1日遅れないとなかった出会いと偶然に自己肯定感が上がった

左から晋作(会社メンバー)、自分、さとぅー(晋作の友達。初めまして)

前日会社メンバーに乗り過ごしたことをSlackで伝えて小盛り上がりを提供した自分としては、ここで会社メンバーに会えるなんて…小盛り上がりが増幅する展開じゃないか…どこまで持ってるんだ…と自己肯定感が上がった(2回目)

真夏の徳之島でトライアスロンというハイパーハードな遊びをしに行く2人を送り出して、屋久島行きのプロペラ機に乗った。

「屋久島行きの飛行機は、天候不良の場合、鹿児島空港に戻る可能性がございますので、予めご了承くださいませ」度重なる期待値調整アナウンス。俺はもう1日遅れてるんだからそんなことに気を取られない😤と、どうせ着くでしょと思ってた。着いた。勝ち

初プロペラ機で窓際に座りたかったのに、座れなくて悔しかった。アホみたいに揺れた。

着いたけど移動手段も何もノープラン。とりあえず、空港から歩いて5分のヤクジカのジビエが食べられるイルマーレというイタリアンにチェックイン。記事が動画で見てた、うまそぉぉ🥹なピザとご対面

美味すぎた、幸せだった

イルマーレでぼーっと外の風景を見ながら、移動手段はバス(1時間に1本ペース)にしようと心に決めた。バスに乗って民宿に着いた。今回の旅、宿を決めるのにも時間がかかった。

民宿2泊+リゾートホテル1泊 vs 民宿3泊でずーっと悩んでてまだホテルをとってなかった。でも、移動もめんどくさいし、歩いたら居酒屋あるしいいなと思って、その民宿でもう一泊することにした。宿泊者は俺しか居なかったので、余裕だった。

荷物を置いて、散歩に繰り出した。10年前屋久島に来た時にフェリーが到着した宮之浦港まで行ってみた。道中、変なロン毛の怪しい痩せ細ったヒッピー憧れてます系男子がニヤニヤしながら突然声をかけてきた。

「旅人にお声かけして、遠隔ヒーリングしてるんですが、どっか痛いとか気になるところありません?」

こっわ…と思いつつ、断ったらそれはそれで恐怖を感じたので、「あんまっすけど〜まぁ首とかですかね」と答えて、遠隔ヒーリングが始まった。もう意味不明な時間だった、笑えてくる

手をぐるぐる回して息をスーハースーハーさせていた。島民にその光景を見られて恥ずかしかったので、なんかしないとと思って、とりあえずヒーリング中に恐れ入りますが話しかけてみた。千葉からチャリで来て、屋久島に一年居着いてるらしい。ファーストインプレッションにあながち間違いはなかった

文脈忘れたけどスーパーサイヤ人の話になって「あんなの人間にはあり得ないですよね〜」って言ったら「あり得ますよ。鳥山明は真実を描いてます。僕は3年やってますが、5年やれば出来ると思います」

人の夢は笑いません。なので、早く解放してくださいという気持ちを込めて「なるほど、すごいですね」と伝えた。

遠隔ヒーリングが終わったらしい。「どうですか?」と聞かれて「なんか熱くなってる感じもしますし、なってない感じもします」と伝えた。彼はまだスーパーサイヤ人にはなれなさそうだった。

そこから、ぶらぶらと散歩を続けて、暇すぎて宿に帰った。1時間くらいぶらついてたが、スーパーサイヤ人見習いの彼はベンチに座ってたり、遠隔ヒーリングしてたり、スマホをいじってたりしてた。おもろ

汗をかきまくったのでシャワーに入り、夕飯。気になってたお店が近くにあることが分かり、行ってみた。漁火。もう最高

お一人さん?と聞かれて、お姉さまに案内されてカウンターに座った。

とりあえず屋久島といえば三岳!と思い、一杯目から三岳一合水割り。首折れサバの刺身と飛魚の干物を頼んだ。干物ちょっと遅くなるから…とサービスで竜田揚げの小皿も貰った。

首折れサバの刺身が美味しすぎて!!!!カウンターで!!!!唸った!!!目もとろけた!!!!

首折れサバは屋久島で水揚げされた「ゴマサバ」のことで、水揚げして速攻首を折るから鮮度が高いらしい。これがちょっと感動した、美味しすぎた。

そして、飛魚の干物!美味すぎた!!少しも身を残したくない父親の昔からの教えを思い出しながら気持ちで丁寧に食べてたら「お兄ちゃん、食べるの綺麗だね」とカウンター越しの大将が話しかけてくれた、めちゃくちゃ嬉しかった

明日縄文杉に行くことを伝えると、とうもろこしやよもぎ餅をサービスしてくれた。全部美味しかった。明日トレッキングなのに三岳飲みすぎてしまった。「明日もまた来ます!」と伝えてお会計。3,500円。知らない声が出た

お姉様は笑ってて計算しなおしてくれたが、金額は変わらなかった。もう意味がわからない。幸せが詰まってる。

閉店間際1人の大将の友達?っぽい人が厨房に入ってきて、シンクをピカピカに磨いてる。すごい綺麗だな〜と思ってたのは、この人の力か!と合点がついた。

それにしても屋久島の漢たちは、会話せずに、やるべきことを淡々とやってる。かっこいい。ぺちゃくちゃ、あーだこーだ喋らずに、やるべきことをやる。東京の奴らにこの姿を見せたいぜ…と思った。

幸せすぎる気持ち、幸福感に包まれたまま、ヘロヘロになって、後輩にテンション上がって自撮り写真を送って、歯磨きして即就寝。明日は3時半起きで縄文杉トレッキング🥾10年ぶり!気合い!