「読んでも忘れてしまう読書」で年に 100 冊読んだとしても、ザルで水をすくうようなもので、時間の無駄です。
それは、ただの読んだつもりになっているだけの自己満足読書に過ぎないのです。
本屋で見つけて、たまたま開いたページに書かれていた文章。
心にグサッときたので、つい買ってしまった。
この本は、記憶に残る読書術とそれらがもたらすメリットについて、たくさん書かれており、読書に対するモチベーションをすごく上げてくれる内容だった。
読書を習慣化しようと思っている人は、ぜひ読んでほしい。
本書の構成
前半で、読書がもたらすメリットが書かれている。
「記憶に残る読書」こそ、意味があり、それらを実現するための基本的なメソッドが中盤で書かれている。
「アウトプットは大事」ということは、よく言われているが、なぜ大事なのかアウトプットをするためには、どのように本と向き合えば良いかなどが書いてある。
こうやって、今記事を書いてアウトプットしているのも、この本を読んだ影響が大きい。
終盤では、筆者自身の具体的な実践内容や本の紹介がされている。例えば、kindle の具体的なやり方や、失敗しない本の選び方などが記載されている。
前半〜中盤の読書によるメリットと記憶に残る読書術の章だけでも、読書のモチベーションが爆上がりするので、そこだけサラッと読むだけでも十分に価値があると思う。
個人的に印象に残ったポイント
「自己成長」という言葉が、本書ではよく使われていた。
「記憶に残る読書」をすることで、それらの知識が自分の血となり肉となり、自己成長につながるからこそ意味があるとかかれていた。
しかし、自己成長を目的に読書をすると、モチベーション低下の原因(本を読んでも結果につながらない)になるので、楽しんで読むのが、結果的に記憶に残りやすいと書かれていて、難しいなと思った。
やっぱり、読んでてつまらないと感じたら無理して読まずに、自分のワクワクする気持ちを優先して、読んだ方が効率は良いのだろうな。
確かに、3ヶ月程前に読んで最高に面白かった「クスノキの番人」は、今でも鮮明に覚えている。
参考書等も、自分の興味ある箇所から読み進めて、深掘りしていくやり方も効果がありそうなので、次からは試してみたい。
人間の集中できる時間単位に「15-45-90の法則」があって、高い集中力が維持できる 15 分のスキマ時間に読書するのが効率的という話も興味深かった。
スキマ時間って、何するか迷って結局スマホを触っちゃうことが多いので、15分が集中できる時間ってわかれば、参考書も開く気にもなりそうだと思った。
といった感じで、本を読みたくなる内容がたくさん書かれているので、興味を持った方はぜひ読んでみてほしい。
さいごに
とりあえず、読書に対するモチベーションが上がっているうちに積読を消化して、ゆるーくアウトプットしていけたらといいなと思う。