息吐くものの息白くならず。ふむう……すごく暖冬な気がする。生憎直接的に天候が仕事に影響でるわけではないので、行き帰りの天気を確認する程度の人間でしかないけれど。一番好きな天気は無風じゃない曇り。回遊魚のように風を浴びてないと、上手く息ができない気がする。
自分の認識できる日常はかなり限られていて、無意識に自分を主人公としてしまう……というのはどこで読んだ話だっただろうか。思いやりとかそういう教訓とかだった、気もする。100パーセント理解し合うことは不可能だと思っている。自分自身ですら、自分の考えを言語化できているとは思えない。やっちゃったなあ、なんてことは生きてて何度もある、もう何度もある。指摘されるまで気付かなかったことすらある。覆水盆に返らず、破鏡再び照らさず。
原因はいつも慢心にある気がする。慣れてきたから、もう大丈夫だろうと、そう油断するのだ。初心忘るべからず、というやつだ。でも、しばらくするとそれを忘れてしまう。色んなことを試したり、趣味でいうジャンルを移動し続けるのは、予防としていいのかもしれない。流れる水はまだ濁りづらいと、思いたいし。