配信で鑑賞。厳密には2023年に見たけど、書くのが遅くなってしまった…。
好きなものをずっと好きでいることの、良さとしょっぱさが詰め込まれていて、見終わった後どういう感想を抱いていいのかが分からなかった。
母親を筆頭に、ミー坊の周りの人はさかなに夢中なミー坊が好きだけど、社会にうまく溶け込めるかは別で…。ギョギョおじさんとミー坊の違いは多分紙一重だ。
いっそ、社会の冷たさを描いてくれたら爽快感が生まれたのかもしれないけど、ミー坊に依頼をした社長も、水族館の人も「ちょっと違う」だけで無闇にミー坊を排斥したりしない普通の善良な人だ。それでもうまく受け入れられないのがままならなくてしんどかった。
この映画を自分の中でどの棚にしまうのがいいのか、ずっと判断に迷う。