FGOと私と娯楽の本質

ぐんそう
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2024/04/28

Fate/Grand Order(以下、FGO)の、魔法使いの夜(以下、まほよ)イベントが始まった。

FGOは昔からプレイしているし、まほよは思い出の作品ということもあり、高揚感を持って遊んでいる。まほよのサントラを長年聴いていることも相まって、サウンドが感動を思い起こさせてくれる。素晴らしいイベント。

そんな新イベントの中で、シナリオに出てくるキャラクターが興味深いセリフを語っていた。

>「感動ってのは大衆の肥料なんですよ、探偵さん。それを食って育った次の『誰か』が新しい娯楽を生む。(中略) 常に新しいものに上書きされていくのが娯楽ってモンの本質ですよ」

すごくしっくりくる言葉だと思った。もちろん、キャラクターのセリフとして尖らせている部分はあると思うし、これがシナリオの奈須きのこ氏の意見だと解釈するつもりもないけど、娯楽の本質の一面をよく表していると思う。

私は所謂ソシャゲ(モバイルゲーム)の開発を生業としている(FGOの開発ではないですよ!)。人生の流れみたいなものでこの仕事にたどり着いたとは思っているけど、広い目で人生を振り返れば、沢山の娯楽に(もちろん、モバイルゲームにも!)育てられてきた人生だからこそ、今ここにいるのかな、とも思う。

最近、本当に自分はゲームが作りたいんだっけ?と自問自答していたけど、結局、この娯楽の世界に薪をくべて、次に繋げることが、私のオーダー(使命)なんだろうなぁと、ちょっと中二に戻った思考をしてみた、ゴールデンウィークの今日この頃でした。

@gunso
ゲーム会社新卒入社4年目 / Certificated Scrum Developer / ゲーム開発者 / Engineering Managerみたいなことをしてる人