自分の最古の記憶は小学生低学年の頃で、それは「夜、自分の部屋でベッドに入りながら「この家の子ではないのかも」と思って泣いた」というものだ。当時なんでそう思ったかは何も覚えていないが、その時とても絶望していて消えてなくなりたいと願ったことだけは鮮明に覚えている。そして多分自分の希死念慮との付き合いの始まりであり、今もふとした瞬間に顔を出す。
26歳くらいの時にメンタルをやる前もたまに現れてはいたが、メンタルをやった後はずっと横に居座られていて、ふとした瞬間に「やあ」と声をかけてくる。メンタルをやって寝込んでいた時より、多少回復して働けるようになった今の方が存在感が強いので、動き回れるようになった時が1番危ないという意味がよく分かるなあと思って過ごしている。ここ数ヶ月は本当に酷くて流石に辛かったので、主治医と相談して薬を飲むことで存在感を薄くしている。
子供の頃からずっと一緒にいるので自分にとってはあることが当たり前だったけど、世の人に聞くとどうやらそうではないらしいので、そうなのかあとなる。みんな大小はあれどあるものだと思っていた。
「まあ、生きとし生けるものは全て死に向かっているので、それならわざわざ自分から飛び込まなくてもいいかなあ」という理由だけでまだ生きている。でもそれくらいの心持ちの方がきっと自分にとってはちょうどいいのかなあと思ったり思わなかったりしている。強い理由で生きようとすると、反転した時に同じパワーでそちら側に向かうと思うので。ゆるくゆるくやることで長く続けられる、はず。