近況

gyouzamochi
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約2週間にわたって日記を書いていなかった。トホホ。

他の人がどうかは知らないが、わたしの場合日記を書くとなると30分〜1時間ぐらい費やすことになるので、

①暇なとき

②やるべきことは他にいっぱいあるが、やりたくないので、日記を書くことで「今日は何かを成し遂げた」という気になりたいとき

にしか書けない。

ということで、書いていなかった期間に起きためぼしい出来事について簡単に書く。

5月3日……フォロワーさんと餅を焼きにみなとみらいまで行く。コメダ珈琲の系列である和風のチェーン喫茶「おかげ庵」では、客が網の上で餅を焼けるのだ。3種類の味付けの団子と大福を焼いた。なかなか難しく、しかも、団子に注意を払わなければいけないので焼いている間かなり無言になり、面白かった。食べた後、同じ商業施設の中にあったフライングタイガーを見たりマジでしこたま売ってる個人ブランドのアクセサリーを見たりした。かわいいアイテムもかなりあったが、しこたま売られすぎていて逆に冷静になり、衝動買いせずに済んだ。みなとみらい〜桜木町のあたりは、船・船の博物館・観覧車・特に景色が良いわけでもないのにロープウェイ など、海沿いに作りたい観光スポットを全部作ってあって絶妙にキモかった。

5月6日……渋谷で行われた「反戦行進」と、そのあとのプロテストレイヴに参加。ひとりで行こうかと思っていたが、急遽フォロワーさんがご一緒してくれることになり、嬉しかった。反戦行進はかなり大がかりだった。キンキラのテープで覆われた山車のようなものをトラックに乗せてそこからMCがコールをしていた(華やかでかわいい山車なのだが、なんとなくヘレディタリーのラストの家やミッドサマーみたいな雰囲気もあった)。コールを書いたパンフレットや、ガーベラの花をもらう。1時間半ぐらい渋谷をぐるりと練り歩いた。途中、植民地主義者なのか知らんけど、中年の人が英語で紋切り型のクソリプを叫んできたので、黙れクソ野郎、と英語で返す場面があった。お互い別方向に歩き去っていくあの状況ではマジで黙れクソ野郎としか答えようがないのだが、果たしてそれが正しい返答だったのかはわからない。一方、応援してくれる外国人観光客と思しき集団にも何度か出会った。(見た目で判断して申し訳ないが)普段から日本に住んでいるのであろう人たちは、良くも悪くもリアクションが薄く、この人たちの印象に何か変化をもたらせるだろうかと考えながら大声を出していた。

5月9日……去年の夏ぶりに会うフォロワーさんと、東京現代美術館でやっている「翻訳できないわたしの言葉」展へ。美術館の真ん前のハンバーガー屋さんでお昼を食べる。店名がちょっと、わたしの自意識からすると声に出して読むのが若干恥ずかしい感じなのだが、おいしくはあった。パインチーズバーガーを食べた。デザート以外でパインが入っているやつを食べるのが初めてだったが、意外と抵抗なく食べられ、さっぱりして良かった。展示に行く。展示もとても良かった。常に問われている、問わなければならない緊張感と、体や頭の可能性をひろげるような自由さを同時に感じる展示。展示の最後に、関連書籍のコーナーがあり、出展者のひとりであるマユンキキさん(著者としては八谷麻衣さん)の『シヌイェから見るアイヌの生活』という薄めの本を熱心に読んでしまった。シヌイェというのはアイヌ女性の口の入れ墨のことである。そのあと、常設のコレクションもさくっと見た。

これら以外の日については、ひたすらバイトをしたり、ちょっと勉強したり、すべてが嫌になってうねうねしたりしていた。

あと、疲れたのでつらつら書きたくもないが、10日から12日にかけて親の実家である富山に帰省していた。いい年して「シャイな子」という設定でコミュニケーションをサボり続ける妹を心底憎みながら、正直あんまり好きではない祖父母や親戚と接待的コミュニケーションを続けていた。特に祖母の干渉が強くてしんどかった。おいしいごはんやレベルの高い回転寿司を食べたり、露天風呂のある温泉に入ったり、藤を見たり、海と立山を見たりしたのはよかった。