2月10日

gyouzamochi
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女王蜂のライブに行きました!!!(また!?)

2回ライブに行ったことある友だちと、今回が初めての友だちといっしょに3人で行く。なんと1階7列という今までにないありがた席で当選しており、大喜び。ホールの指定席に座ったら、あまりにステージが近くて動揺してしまった。

ライブは、そうです、すごかった。毎回ライブのあと「すごかった」と言っているけど、正直今までわたしが観た中でいちばんすごかったと思う。もちろん自分のいた席が前のほうで、アヴちゃんたちの姿もよく見えるし音の迫力も倍増、ということも大いに関係している可能性はあるんだけど、ライブの研ぎ澄まされ方が尋常でなかったと思う。いつも声、顔、身体を自由自在に操ってみごとに演技・表現をしているのがアヴちゃんなんだけれど、今回はそのスピード感がすごかった。一つひとつの音や表現にしっかり浸らせるのに、次の瞬間にはもう違う何かに変わっている。いつにも増して目も耳も離せなかった。声の使い方がどんどん限界突破していくので、そんな?そんななります??ともはや笑ってしまう瞬間もあった。すごすぎて笑えてくるやつ。

ライブ全体の構成というか展開がいつもと違っていて、それも素晴らしかった。女王蜂のライブはツアーが終わるまでセトリ等のネタバレをしないよう言われているので一曲一曲についてはまだおおっぴらに語れないんだけれど、切に迫る苦しみや怒りや儚さ(でも全部を諦めてはいない 「それでも消しずみで描き続け」ているわけだから)を歌う楽曲が続き、魂のすごく切羽詰まったところに触れた/触れられたうえで、終盤にジュリ扇振りまくり踊りまくりのカタルシスが来るの、多幸感がすごかった。あの曲で始まって、そのあともあの曲やあの曲が続くの、このクソの世でかなり明確にメッセージを持ってきてくれているな……と感じ、初っ端から泣く。とにかくかっこよかった。演出も天才だと思った。しかし、アヴちゃんがあきらかにわれわれに「演技」を見せている最中の静寂を破って「今日も最高でした~!」みたいな世界観ガン無視の歓声を上げるファンがいて、かなり黙ってほしかった。おまえの感想知らんよ。

ライブのあとはへろへろになりながら3人で安いチェーンの飲み屋みたいなのに行った。中華でよくある「大エビのマヨネーズ和え」を注文したら、メニューの写真ではまるまった形のエビに衣がついている、よく見るビジュアルだったんだけど、白い巨大な春巻きみたいな直線の何かが来た。これ注文合ってる!?アスパラ!?エビ!?エビだとしてもどういう構造!?と大混乱が生じ、それが3人とも笑いのツボに入ってしまってダメだった。不安すぎて店員さんにエビかどうか訊いたらやっぱりエビだった。食べてみたら、ちっさいほっそいえびが「直立」の姿勢でド分厚い衣に包まれてて、構造が理解できた瞬間さらに爆笑した。ひどすぎ。

中高からの友だちと3人でいるとやっぱり楽しかった。倫理観とかマナーとか社会性が今思うとカスだった中学生時代の話などもして、成長に思いを馳せた。その当時わたしと一人の友だちはもう本当にアレなオタクの仲良しグループにいたので、恥ずかしくてここに書けないあだ名を持っている(一応言うと、エログロ用語とかさすがにそういうことではない。そういうことではないが、そういうことでなければ良いというものではない)。そういうあだ名を持ってるやつが10人近くいる。22歳にもなって使いたくないのだが、今更呼び方を変えるのも難しくてそのままだ。誰かなんとかしてくれ。3人で駅の構内の端っこでシューアイス食べて帰った。