2月25日

gyouzamochi
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長崎旅行1日目。

朝5時に起きて駅で友達と合流して電車に乗る。利用していた路線がどの駅も大して変わり映えがなさすぎて乗り換えを忘れるという事故が起こり、早くも無事に長崎に辿り着けるかどうか怪しくなってくる。

なんとかフライトに間に合ったけど、ずっとフライトを逃して旅行のすべてが「終わる」のではないかと緊張していたことで、時間に余裕を持たせた行動の重要さを再確認する。

飛行機から見た長崎はもりもりと緑が生えた山だらけの島といったかんじで、海が青緑できらきらしていてきれいだ。千葉とは全然違う。空港に降り立つとその実感がより増した。ぐるりを山に囲まれていて、すぐそこに山!すぐそこに海!という迫力を感じる。寒いけど晴れていて空が美しい。同じことを旅行2日目でもずっと思うことになるのだが、長崎はとくべつ観光スポットとかでなくてもそのへんの風景がきれいで、こういう土地があり、こういう土地に暮らす人々もいるのだ……と思った。

空港からバスで1時間ぐらいかけて長崎駅へ向かう。朝起きてから野菜スープしか食べていないので、このあたりで胃液が出そうなぐらいの空腹に苦しみ、バスの中で大無言大真顔になり始める。7時間程度食べてないだけでそんなことになるのだから、飢餓で苦しんでいる人たちは本当に可哀想だ。と、予想外の方向から寄付や支援、停戦の絶対的な必要性をしみじみ感じる。

長崎駅に着いて、でかい商業施設でちゃんぽんを食べた。ちゃんぽんサンキュー! わたしはふだんリンガーハットとかもあまり食べないのでちゃんぽん自体をよくわかっておらず、若干侮ってるふしがあったのだが、具材やスープが香ばしくてとてもおいしかった。

商業施設のおみやげ屋でカステラアイスを買い、ホテルにチェックインして部屋で食べ(安かったわりにきれいなホテルでグー✊)そのあと出島へ向かう。思ったよりも小さかった。こんなちっさいとこに共通のバックグラウンドを持つ人間どうしがずっと暮らすの、気まず………… 東インド会社のVOCマークがついてる大砲と、かわいいがちょうのすごろくが印象に残った。あとノリで買ったら思ったより普通に飲める味だったけど確実にカステラではなかったカステラサイダー。

ちなみに、がちょうのすごろくの「58」のこま(上の画像を見てほしい)は、「死」らしい。

ちんちん電車や徒歩であちこち移動する。移動中、長崎ではまだ「有害図書類回収白ポスト」が生き残っていることを発見する。

ランタンフェスティバル開催中の中華街へ。角煮まん、小籠包などを食べる。ハトシが目の前で売り切れて食べられず残念。まだまだ日が出ていて明るかったので、ぼちぼち歩いているうちに暗くなってくることを期待してめがね橋へ移動する。そう、日本列島って縦長ですよねという話はよく聞くが、長崎、関東と比べてぜんぜん日が沈まなくてびびった……。めがね橋、黄色いランタンがとてもかわいいし、全体的に良い雰囲気。橋の下側にも降りて、写真をいっぱい撮った。川沿いに干支の動物のランタンがあって、わたしと友達は巳年なのでへびのランタンと自撮りしたりした。

このあと、夕食を予約した7時半までめちゃくちゃ微妙に時間が余り、中途半端にいろんな会場にふらふら行ってランタンを見る。沖縄のエイサーなどのパフォーマンスがあった。自分でもよくわからないのだが、とにかく「文化」に弱いため、中華文化やそれに影響を受けた琉球文化を含むさまざまな文化のことをいっぺんに思い、なぜか若干泣きそうになる。

夕食は3種のおさしみ、きびなごのマリネ、アジフライ、鶏の唐揚げ、五島うどん(地獄炊き)。「日本酒 長崎飲み比べ」を飲んだら、アホみたいに酔った。平衡感覚がフワフワになってきて、酔っ払って友達に「空っぽのうどん(の入ってた鍋)と自撮りしよう」とか言い出して撮ってもらった。おいしかったです。お店出て歩いてるうちに無事酔いは覚めてきた。

ランタンは22時まで点灯されていると思っていたから、まだ行けていない会場のランタンを食後に観に行こうと思ったら、21時で消灯されてしまった! 最終日だけは早めに消灯されるものだったらしく、知らなかったので悲しかった。まあ、夕方にもいろいろきれいなところを見られたし、よしとする。それに点灯されていなくてもランタンがあるだけで結構きれいだ。月もハチャメチャに明るかったし……

ホテルに帰ってアイス食べて爆速でお風呂入って、テレビのYouTubeで友達と女王蜂のMV見てちやほやして、寝た。