インフルにかかった。しんどい。先生にあなたインフルですよって言われたの初めてで、グッときたけどちょっとうれしい。その時に、タミビルって薬をもらった。タミフルがもらえるって聞いてたけど。。って思って、調べてみたら、ジェネリック医薬品だった。タミフルはF. ホフマン・ラ・ロシュ社ってスイスの会社が作った薬で、タミビルは沢井製薬が作っている後発薬だ。値段がずいぶん違うらしい。特許は10年で切れるらしく、特許がある間は独占権のある先発薬がごりごり売り上げて儲かるけど、特許が切れると市場競争が始まって消費者に優しくなるって話らしい。政府としては、自ら創薬する力のある会社は新薬を作って独占権のある10年の間に次の新薬を作るっていう新薬の自転車操業を求めているらしく、後発薬を作ることに特化した会社もあるらしい。
なかなか大変だと思う。。こうなると全く違う会社だよね。製造と合成技術に特化した後発薬専門の会社と人体への適切な効果を求める創薬の会社。どっちも大切だけど、どっちも大変。頭が上がらないよ。咳止めの薬をもらったけど、脳の咳中枢を麻痺させているらしい。すごいよね。ほんと。
国内市場で保険適用内の薬の値段を決めているのが薬価というらしいんだけど、それは厚生労働省の仕事らしい。薬価の決定は、新薬に対して行われて、まず類似品がない場合は原価による価格決定、類似品がある場合はそれらに対する優位性で薬価が決まる。この時、同じ効果を得るためには同じ薬価を払うようにして対応づけている。でも、革新性やその他優位性が認められると、同じ効果であっても、プレミアがつくらしい。
いやはや、大変な産業だと感じました。薬を保険適用にするために、厚生労働省の人はキャッチアップを頑張るわけで、後発薬の製造業者も同様にしつつ、価格競争で負けない設備投資と生産計画を頑張る。新薬を製造業者はリスクとリターンをバランスとりながら不確定な世界で新薬を探すっていう。分散の中で死んじゃう可能性もあるわけで、大変です。
そんなことに感謝しながら、お医者さんにもらった5種類のお薬を飲ませてもらってます。ほんとにありがとう。