アンチャッチャの肝生検結果が出た。

二毛野カド
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なかなか連絡が来ないな〜と思って問い合わせたら「結果もう出てますよー」と言われて、急遽、昼休みに動物病院へ。

結果は肝臓内の門脈低形成と慢性胆管炎(胆管肝炎)だった。どちらも軽度だそう。

胆管炎には細菌感染が原因の急性型と、自己免疫のリンパ球が原因の慢性型があって、アンチャッチャは慢性型。徐々に進行するので、定期的な血液検査と投薬治療の継続が必要とのことだった。ちなみに、半年か一年後に、もう一度肝生検をやる必要があるらしい。

軽度と聞いて安心もあるけれど、不安と衝撃の方が大きかった。診察室で年甲斐もなくボロボロ泣いてしまった。前に、かかりつけの動物病院で「門脈シャントの疑いがある」と言われたときも同じぐらい泣いた。ニンゲンはアンチャッチャのことになると、メンタルがものすごく弱い。すぐに動揺するし秒で泣く。自分が病気になるよりも、アンチャッチャが病気になる方が辛くて悲しいし、怖い。比べ物にならない。

元々投薬は毎日しているから、今後の生活には特に変更はない。数ヶ月に一回の血液検査で数値を見て、半年後から一年後に肝生検を受ける。細胞の浸潤が進行していないかチェックする。慢性胆管炎のコントロールは、これを年単位で行うそうだ。

もっとお金を稼いで、貯めないといけない。即物的だけどそう思った。この先もしアンチャッチャの慢性胆管炎が進むことがあっても、躊躇うことなく治療にお金をかけられるように。

元々アンチャッチャを迎えるときに「その場ですぐ出せるお金」というのを百万円用意した。猫という生き物と初めて暮らすあたって、私が果たせる第一の責任がそれだった。ただし、CTスキャン、レントゲン、肝生検と一通り経験した今は「もう少し必要だな」と思う。猫の医療費は高く、最善を尽くすとなると青天井だ。

一緒にたくさん生きようね、あきちゃん。

(じつはアンチャッチャというのはあだ名で、本名はあきなです)