https://www.perfectdays-movie.jp/
テーマ、キャスト、選曲などの素晴らしさを全てを理解できるほど私は人生経験がないと思うけど、それでも強く惹かれる作品でした。観てよかった。
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自分の中で築いた、完璧で限りなく無駄が削ぎ落とされた(ように見える)ルーティン。他者の干渉により良くも悪くも波が立つ。私はこういう人を好きになるだろうし、その人にとっての「他者」として干渉する側にもなりたいと思った。
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今日久しぶりに会った家族や親戚たちはことごとく自分とは価値観が合わず、違う世界で生きていくのがベターだなと思ったし、疎外感?分厚い壁?を感じて少しだけ切なくなった。そちら側に行けなかった人間で期待される行動をできなくて申し訳ないと思っているけど、今の状況の方が確実に息をしやすいので過度な歩み寄りはしないことにしている。
そう考えていた直後に観たこの作品、「この世界は、ほんとはたくさんの世界がある。つながっているようにみえても、つながっていない世界がある。」という平山の言葉がヒリヒリ沁みた。
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作中に出てくる公衆トイレの建築がすごく良くて(今年写真を撮りに行った「七号通り公園トイレ」も出てきた!)、全部実際に観に行きたい気持ち。調べたら安藤忠雄、伊東豊雄など有名建築家が手がけたものばかりで納得〜。かっこよかったな。
映画館を出た後、久しぶりに何も聴かずに帰った。