FigmaなどのUIツールが流行り出して、デザイナーやPdMがこういう物を作りたいんだ。という視覚化の敷居が下がってとてもよいとおもう。まず見える/見せるというのは、言葉で語るよりずっと強いインパクトがある。
一方、エンジニア目線で言うと、Webアプリの作り方を知らない(教えてもらっていない)人に取っては、この強いインパクトにとらわれてて、いろいろなものを飛ばして、Figmaに見えるものだけを作りがちになる。
そうなるとどうなるか?というと、拡張性がない・性能が悪い・保守性がないなどそもそも非機能要件がなにも定義されていないものができあがる。そもそもFigmaの仕様が本当に正しい(矛盾がないのか?)という疑問もでない。
UIツールは、ユーザとしての見た目としてこうしたいだけであって、(将来を含めた)顧客がやりたいことを実現するために必要条件を満たすには、データモデリングやテーブル設計やクラス設計やアーキテクチャーの設計など様々な作業が必要になる。
コードはその今の顧客の要求の成果物の1つであって、私がレビューで見たいもう1つの成果物はあなたは何を検討して、それを採用(もしくは不採用)して、その結果、今の顧客の要求は満たせます。将来のこういう要求には満たせると思いますが、こういう要求は満たせないです。という、検討事項も立派な成果物の1つである。