私のミステリの入口は「ドグラ・マグラ」
ウン年前ヴィレヴァンによく行っていた頃にやたら「読むと発狂する!」とか大仰なPOPがたくさん付けられてるのが気になって、どんなものか一度読んでやろうじゃない!と思ったのがきっかけ
それまでミステリと縁がなかった自分には「ドグラ・マグラ」は相当な衝撃で、なんだこれは‥‥こんなに面白い世界があるのか‥‥!とまさに新しい扉が開いた感覚だった
他にももっとこういう本を読んでみたいなと思って調べるとこの本が日本ミステリの三大奇書の一つと呼ばれていることを知り、すぐさま他の二作「黒死館殺人事件」「虚無への供物」、そして第四の奇書と言われる「匣の中の失楽」も購入
私は頭が悪いので内容をちゃんと理解しているのかと言われると正直理解はできてないんだけど、それでも四作品とも不思議でおもしろい読書体験ができたし、ずっと ああ好きだ‥‥こういうのものすごく好きだ‥‥と噛みしめるように読んでた
特に印象に残ってるのは「匣の中の失楽」で、ぐるぐる眩暈のするような話の展開に本当に目が回っちゃって、当時自宅リビングの床に寝そべりながら読んでたんだけど自分が仰向けになってるのかうつ伏せになってるのか本気で分からなくなったのがおもしろかった(今思うと寝そべっててよかった、立って読んでたら倒れてたと思う)
そのあとは御手洗潔シリーズだったり館シリーズだったり有栖川有栖とか他にもいろいろ気になったものにちょこちょこ手を出していって、最近になってホラーの面白さ&ミステリとの親和性の高さにも気がついてそっち方面にも手を出しはじめたところ
まだまだ全然読めてない作品がたくさんあるので、新しい作品も古典と呼ばれるような作品も、もっといろいろ読んでみたいな!
おすすめ作品あったらぜひ教えてください