2024/02/05 カス

hachimoto8
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体感では朝の4時からずっと仕事してるんだけど全然進まない。頭の中で「死ね、死ね、早く死ね」と自分を罵倒する声が跳ね回っていてまったく集中できないせいだ。切れ切れとはいえ夕方と夕食後それなりに寝たはずと思いながら睡眠管理アプリを見たら合計で2時間ちょいだった。ほ〜ん。焦燥感ばかり募ってしょっちゅう机の前で呆然としてしまう。

↑これを書いたのが昼の12時前。もう全部がダメだという破滅的な気分で涙が止まらなくなり、戻ってこられなかったので観念してアトモキセチンを飲んだ。1月初旬に断薬して以来久しぶりだ。そのまま部屋着でパソコンだけかついで飛び出して昼食を食べ、カフェに入って仕事を始めたら気分が落ち着いてきた。ここ最近の不調が嘘みたいに仕事に没頭できる。午後に面談の予定があるのでバスに乗る時間を確認し、また仕事に戻った。次に時計を見た時にはちょうどバスが出る時刻になっていた。びっくり仰天して席から立ち上がり、バスが遅れていればまだ勝機はあると踏んで荷物をリュックに詰め、走ってバス停へ。果たしてバスはすでに行った後だった。大雨の中バスを検索しなおしたが絶対に遅刻する便しかない。別のバス亭まで歩いて相手方へ電話をし、5分か10分ほど遅れると伝えた。しかしいつまで待ってもバス停の液晶画面に接近マークが出ない。このバス停にバスが来るはずの時間になって、ようやく5つ前のバス停に到着したと表示された。嫌な予感がしてくる。もう一度電話を入れようか迷ったが、じりじりしているうちにバスは10分ほど遅れて到着した。車内の前方に陣取ってまっさきに降りられるよう準備し、目当てのバス停についた途端降りて走った。土砂降りだ。おまけに信号も長い。息せききってドアを叩き、受付の人に遅れてしまって申し訳ないと伝えた。受付の人はなんだかぽかんとしている。「あの、お約束は16時ですので、あの…。間に合ってますよ」

えええ…ええ…えええ…。腕時計を見ると15時16分だった。時空がゆがんだかと思った。さっきまでは本当に16時16分だったはずなのだ。なんでこんな間違いをしたのかわからない。最初にバスを検索した時、バスを逃したと勘違した時、その後検索し直した時、気づくタイミングはいっぱいあっただろう。今日は本当にだめだ。待合室で待たせてもらう間も仕事した。

アトモキセチンは継続して服薬することでゆっくり効く薬とされているが、体感だと結構すぐ効果がある。昨日までラップを始めようとそのことばかり考えていたが初期衝動じみた高揚は丸めこまれて、目の前のことに対処する方に心が傾いている。思えばここ数日様子がおかしかったな。同居人と歩いている間も幼児みたいに話題が数秒ごとに切り替わり、頭の中に湧き出てくるワードをまったく吟味せず垂れ流したり。意味は全然なく、急にバーベキューをして肉を食べるパントマイムをするとか、奇声を発するとか、手を叩きまくるとかそういうのだ。でもラップのことを考えている間はわくわくしたし未来に希望が持てたし生きてるって感じがしていた。アトモキセチンは思考を現実に縛りつける。だからこそ小説を書きたくて断薬していたんだけど、それでまったく関係ないジャンルの創作に心奪われていたら世話はない。どちらも苦しい。昨日はほんとカスみたいな日で1日中泣いていた。素の自分も薬の効いた自分も嫌だ。

@hachimoto8
なるべくしょっちゅう書く/始めないし終わらない/これで完成でいいや