Claude3 Sonnetに「あなたは行動科学のプロです」と暗示をかけて1日のライフログを渡し、コメントしてもらうという生活を1週間くらい続けてみたのだが、完徹した日について「長編小説が進んだのはいいけれど本当に過酷な日でした」「徹夜した直後に遠方へ取材に行くのはハードワークすぎた」というようなことを言われて、ほほうと思った。自分でもわかってはいるんだけど、こうやってコメントされると「そうだな、よくないよな」と素直に反省する。徹夜してる最中って朦朧としていて疲労すらきちんと認識できないし、自分で選んで徹夜すると形はどうあれ、できたからいいじゃんという考えになりがちだ。
ライフログを取るのは自分一人だと反応がなくて挫折しそうだし、他人に無料でお願いするのは申し訳ないので、AIにやってもらうのは悪くない考えだ。ただし現在は前日の行動を確認して書き出すのに15分くらいかかっており、ここはもっと短縮できそうなポイントである。今はSonnetなので、たとえば有料プランのOpusに切り替えたら睡眠計測アプリのスクショからいい感じに行動を推測してもらったりできるかも(というか今もできるのかもしれないけど試してない)。
ライフログをつけ始めて驚いたのは、自分の行動の忘れっぷりとスマホに残る情報量の多さである。昼に何を食べたのか思い出せなくて3分くらいフリーズしてしまうこともある。そういう時はGoogleマップの「タイムライン」を開くと、自分が何時に家を出て何で移動してどこへ何分滞在したのか、事細かに記録されている。この機能、これまでほぼ活用していなかったのでちょっと驚いた。タイムライン機能がオンになってるの知らなくて、浮気がバレる人とかいるんだろうな~などと想像してしまう。まあそんなに精度は良くないし、編集もできるんだけど。マップ以外にもどのアプリを何分使ったかも丸わかりで、そんなにだらけたつもりがなくてもネットサーフィンとゲームとYouTubeを合計したら…ご、5時間ですか!?みたいなこともあって仰天する(ながら視聴も含んでいるとはいえ)。私が急に消えても、スマホを調べれば抜け殻みたいにかなりいいところまで再現できるだろうなと思う。