前日に比べると肌寒い日。大阪や兵庫では大きな雹が降ったそうで、京都でも午後遅くから天気が荒れ模様になった。どしゃぶり雨の気配に続いて、窓の外からバチバチと音がした、ように思ったのだけれど、起き上がる元気がなくてただ音を聞いていた。だから雹だったのかどうかわからない。いつもだったら猫の喧嘩でも、降り始めた雨でも、鳥の鳴き声でもすかさず飛び起きて確認しにいくのにな。その時は元気がなかった。音からして雹か、または霰だと思うのだが、朝になって検索してみてもはっきりとしたことはわからなかった。「京都は雹が降らなかった」「大阪雹だって、京都には来ないよね!?」と言う人もいる一方、雹の動画を上げている人もいる。しかしそれはよそからの転載だったりして信憑性がない。雹が降るニュースを聞くたびに、20年くらい前に流行った映画にペ・ヨンジュンが主演した『四月の雪』というのがあるけれど、登場人物がエモーショナルな悲恋を繰り広げた挙げ句に頭上からドカドカ雹が降って全部めちゃくちゃになったら愉快だなと思う。世代でなかったとはいえあんなに人気のあったヨン様なのに、思えば動いているところや喋っているところを一度も目にしたことがなくて、ただあのほほえみだけが記憶に残っているのは不思議なことだ。