2024/02/02 走り回る脳みそ

hachimoto8
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ばっちり7時間半寝て深い睡眠も長めで、絶好調はずなのに、ベッドの中で 2 時間以上起き上がれない。なんでだろう、寒いからかな。この日記は布団の中で書いている。スマホで打つのすら面倒くさいので、初めてレコーダーの文字起こしを使ってみた。文体が変わったりするだろうか?Google Pixel のレコーダーは考えが止ってしまった時に、すぐ一時停止ボタンを押せるのが良いところだ。

創作意欲が戻ってきているのはありがたいのだが、締切が迫っている難しめの仕事や長編小説には全く向かっていかない。困ったことだ。昨日は「うちのぬいぐるみのラップを作ってMVも付けたらすごくすごくいいのでは?」という考えに頭が乗っ取られてしまって、仕事先への移動中にずーっとそのことを考えていた。

リリックはもちろんぬいぐるみたちのキャラクターに合わせたものじゃないといけない。動物の名前や性質やぬいぐるみという特性を踏まえてリリックを考えるのはすごく楽しくて、いくつかのアイデアをメモした。MV の背景画像は色紙などにして時々は外の風景も入れて、クロマキー合成したら相当可愛いのではないか。そもそも曲がないからビートを作らないといけない。リリックを乗せる曲をビートって呼ぶので合ってますか?そういうレベルの初心者が簡単にラップを作る方法を調べ続けて、可愛いポケットシンセサイザーが12万円すると判って落ち込んだり、700円の安いサンプラーアプリを見つけたり、でもAndroid版は機能がしょぼいらしいのでiPad miniが欲しくなったり、している。

実現可能性がほとんどないことは自分でも薄々感づいている。だってこれまで何十年も生きてきて、ラップをやったことは一度もない。作曲だってなんにもわからないのだ。というかそもそもすでにやらなきゃいけないことでパンクして毎日倒れ伏している。棚をDIYしようと材料を買い込んでもう1年半が経つ。

それなのにこんなに色々調べてしまうのはちょっと誇大妄想というか、自分でも止められない妄想モードに入っているのだ。たぶんやらないしやれない、でも実現したら素敵だろうなというものに対して脳みそが暴走している。こういうことはしょっちゅう起きる。落ち込む時は全然起き上がれなくて1 日中ベッドで寝ているのに、やっと動き出したと思ったらちっともお金にならない新しいことに次々手を出そうとしてしまう。そして調べものをしまくる。調べものは麻薬だ。脳内麻薬がドバドバ出て時間は飛ぶように過ぎる。しかし初期投資が大きすぎたり、あっという間に飽きたりして終わりを迎える。貧乏しているからいいものの、もう少し稼ぎがあったら今頃iPad mini 6(78,800円也)が私の家に向けて発送されている頃だろう。

でも脳がカッカして暴走してものすごい勢いで何かに食いついていった結果、思いがけず人に受けてしまったり、自分でも素晴らしいと思えるようなものができたり、そういうミラクルが100 回に 1 回くらいは起きる。その方法で人生が進んできているから余計タチが悪い。押すと餌が出たり出なかったりするボタンを押しまくる心理実験の猿とあんまり変わらないと思う。

昨日は同居人と一緒にセロリとラム肉の水餃子を皮から作った。数日前に同居人がバカでかいセロリを買ってきて持て余していたのだ。誰かと餃子を作るのはいいものだ。生地をこねたり餡を練ったり皮を麺棒で伸ばしたり、すごく労働をしている感がある。普段はどちらか1人が料理を作るけれど、2人で作業を分担するのはなかなか楽しかった。出来上がった餃子は思ったよりもラムの匂いが爆発していた。セロリの香りが少し押し負けていた。人によっては臭く感じるのではと思う。でも、私たちにとってはとても美味しい餃子だった。

@hachimoto8
なるべくしょっちゅう書く/始めないし終わらない/これで完成でいいや