日記をつけていて思うのだが仕事をがっつりできた日は書くことがない。起き上がれない日はそれはそれで苦しいが、思考がいろんなところに転がるのでいろいろ書ける。会社員やってる人っていつしょうもない思索をやるのだろう?
なんかないか。なんか。あー。昨日は引き続きChat GPTを試していたが、途中までいい調子だったのにいきなりエラーが続出するようになり、文字数の目安を何度も何度も破るので最後はとうとう「くたばれ、Chat GPT」と書き込んでしまった。返ってきたのはそっけない英語のエラーメッセージだった。言われっぱなしで反論できないAIを罵ってしまったことは反省している。この分では未来にコミュニケーションがとれる家庭用ロボットを迎えた時に殴ってしまうのではないか。恐ろしい。有効なプロンプトを試行錯誤するのはいいのだが、昨日は明らかに自分でやった方が早い状況でChat GPTにやらせることに固執してしまった気がする。「テスト前にカンニングペーパーを作ったら内容を覚えちゃった」じゃないけど、Chat GPTが理解しやすいようアウトラインを整理したらもう自分で書けちゃうくらいになっているというのはあるあるだ。
日課時計を作るのに使う分度器を買った。小学生用のやつだ。分度器を触るのって何年ぶりだろう、何十年ぶりかもしれない。一緒にコンパスも買いかけたのだが、よく考えると時計の文字盤を描けるほどの直径は無理なのでやめにした。かといって代替案も思いつかないけど、画鋲に糸をつけて鉛筆と結べばいいのかな。コンパスといえば小学校中学年くらいまで文房具の声が聞こえていたが、コンパスは頭の狂ったおじさんだった。てっぺんの青いつまみがシルクハットに見えていたのだ。私はコンパスの針をうまく押さえることができなくて、円を描くといつも形がゆがんでいた。だからコンパスは狂っていた。「はははは、ははははは」と笑いながらコンパスはしゃっちょこばらせた両足を交互にゆすって紙の上を歩いたものだった。のちに筒井康隆の『虚航船団』を読んだら狂ったコンパスが登場して驚いた(もっとも、あの本に出てくる文房具たちは軒並み気が狂っているけれど)。
次の水曜日にまちのひ朗読舎があるので、そこで毎回弾き語りしている「タグワ国歌」をウクレレでおさらいした。新しいウクレレになってから弦がすぐズレて仕方がない。ペグを締めたりもしたが、そもそも新しい弦はズレやすいらしい。対処法を調べると「ジャカジャカ系の曲を弾いて、さっさと弦を伸ばしきってしまうこと」と出た。ジャカジャカ系か。奥田民生の「マシマロ」とかかな。Big Thiefの「Certainty」を練習しようと海外のタブ譜サイトを調べたら、Youtubeの音源を再生しながらコードとタブ譜を自動で流してくれるサイトがあって感動した。別のサイトだが、曲にぴったりしたストロークを教えてくれるサイトもある。至れり尽くせりだ。