世界の善性をまだ信じていいのかもしれないな…と思いたくなるようないい天気だった。電気毛布を洗濯した。エアロバイクを設置したことで不要になった椅子を「ご自由にどうぞ」の張り紙付きで出しておいたらものの数時間でなくなった。庭の草ひきをした。
この時期の草ひきは夏の景色を大きく左右するのでけっこう大事な作業である。別に花などは植えていなくて、雑草のはびこるのに任せているが、メンバーは重要だ。なんかこいつ嫌だな、と感じてしまう草はあるものである。一つはヨウシュヤマゴボウ。こいつの異常にぶっとい茎が私はなんだか怖い。砂利だらけの空き地などにもよく生えているが、背も成人くらいあり、草から木になろうと虎視眈々狙っているような趣がある。秋につけるどす紫の実も、一見おいしそうでいて有毒という性質も含めてなんだか嫌だ。私は庭のヨウシュヤマゴボウと数年戦っている。やつらは根っこに栄養を蓄えるので、大きく育ったところで切り倒しても翌年になるとまた生えてくる。さすがに今年は生長が遅いが、それでもしぶとく生えてくるのに驚いてしまう。敵(敵?)ながらあっぱれだと思う。
もう一つはイラクサ。全体の感じからイラクサと呼んでいるが、よく考えるとあまりトゲがないので別の種類かもしれない。カラムシとか?この植物もあっという間に1メートル以上の高さに育って、他の雑草を圧迫するから好きではない。繁殖力が高くて地下茎もあるらしく、次々に新しい春から夏にかけて間断なく新しい世代を送り込んでくるから油断できない存在だ。こうして書いてみると出る杭を打ちたい気持ちで間引きをしているな。少数の種に覇権を握られる庭は嫌なのだ。そのほかにも春先にフキノトウで楽しませてくれるが大きな葉っぱで日光を独り占めするフキなどを引いておいた。
午前中に庭で働いたら疲れてしまって昼寝をした。午後からは起き上がって2時間ほど散策しながらみやこめっせの古書市をのぞきにいった。帰ってきてまたぐったりして昼寝してしまった。寝てばかりの一日だ。