2024/03/29 植物園で

hachimoto8
·

両親が京都にやってきたので、同居人も一緒に4人で昼食を食べ、京都府立植物園へ行った。

昼食は中華料理店で。中国茶のおいしいお店で、この日はたぶん金木犀?の香りのするお茶だった。全員で飲茶セットを頼んだ。3種の前菜や酢豚などもついていて、盛りだくさんでおいしかった。甥や姪の話、祖父母の話、年老いてきた実家の猫の話など。

そこから移動して京都府立植物園へ。少し前の開花予想では桜は満開手前だったはずなのだが、生憎寒の戻りが厳しくて、特にソメイヨシノはあまり咲いていなかった。「満開になったらきれいだろうね」と言いあいながら桜林を通り過ぎるのはちょっとわびしい。それでも数本はきれいに咲いていて、中には散り始めているものもあった。ソメイヨシノはクローンのはずだけれど、それでも1本だけがきれいに満開で、周囲には人が集まっていた。どういった要因で開花時期がずれるのだろう。別の場所で以前、料理店の脇の桜が早咲きだったのを見たことがあって、それは厨房のあたたかな空気が通風孔から吹き付けるためと推測できたが、そういった要因もなさそうだった。

桜はちょっぴり残念だったけれど、ユキヤナギやヤマブキ、チューリップ、ヒヤシンスなどはきれいに咲いていた。小鳥たちをたくさん見られたのもよかった。植物園には鳥が多いのだ。エナガ、ジュウシマツ、ジョウビタキなどが見られた。冬の気鬱からゆっくりと回復している間に、日光は完全に春のものになっていた。あと花粉もばんばん飛んでおり、花粉症の同居人はかわいそうだった。

キョーワズ珈琲で休憩をした。ここはコーヒー豆や道具の販売コーナーが半分を占めているけれどもおいしいドリップコーヒーも販売していて、以前母を案内してから彼女のお気に入りの店である。外のテラス席に座ってコーヒーを飲んだ。何度も来ているけれど、外でゆっくり過ごしてみると建物の形が面白い。通りとの境界を強調するように弧を描くコンクリートブロックが立っていて、頭上では空が切り取られている。検索したら安藤忠雄の設計だということがわかって、安藤忠雄好きの両親には嬉しい驚きだったようだ。私も何度も来ているのに知らなかった。言われてみれば納得という感じのデザインだ。その後進々堂でパンを買って解散となった。1万6000歩歩いて、帰宅即同居人と仮眠した。スマホアプリのいくつかに時間制限をかけたので、ジョン・スラデック『チク・タク・(略)』を読み進めた。

@hachimoto8
なるべくしょっちゅう書く/始めないし終わらない/これで完成でいいや