日曜日の日記に「ギネスに挑戦級にだらけた」と書いたけれど、それからもずっと特に理由もないのに不機嫌というか、憂鬱を石臼で挽いて世界じゅうにばらまいたような鬱々とした気分が続いていて、なんだろうと思っていたらハッとひらめいた。タイミング的にPMDD(月経前不快気分障害)じゃねえか!?日記を遡るとぴったり4週間前にも「砂袋になった日」というタイトルで書いていた。家から一歩も出ず、砂袋みたいにダウンしていた日である。「前日に寝不足のまま深夜まで活動したからかな~」などと言っているがこれも多分PMDDだ。だらけてたんじゃなくて寝込んでたんだ。
PMDDとの付き合いももうだいぶ長い。ひどい希死念慮と嵐のような抑うつに襲われて夜中に泣きながら自殺の名所を検索しまくり、翌日朝起きると何に悩んでいたのかさっぱりわからずぎょっとする、という現象と、生理のタイミングが連動していることに自力で気づいて婦人科を受診して数年、ずっとピルを服用している。最近は漢方薬も飲み始めた。出血のタイミングが完璧に把握できるなどの利点はあるものの、肝心の落ち込みはあまり改善していない。いや、「死にたい」から「なんかだるくて動けない」になっただけマシなのか。ひとまずカレンダーにひと月ごとの「寝込むDAY」を設定してみた。何をやっても避けられないなら、寝込む日と決めて備えておいた方がマシである。次は1日中映画を見る日にしようかな。あと、偶然かもしれないけど前回も今回も寝込む数日前に徹夜したあといつもよりハードに活動していて、過活動も込みでPMDDの症状という可能性もある。
この日は大阪・中崎町のギャラリーヨルチャで月に一度の「まちのひ朗読舎」。いつもは第4水曜日だけれど今回は火曜日に開催された。水曜日に朗読するリズムができてるからなんか調子が狂う。私は昨年のウィッチンケアに寄稿した「せんべいを割る仕事」、谷脇クリタさんが「貝のおかげ」「擬海」、北野勇作さんが「亀の世界」「亀を開けないで」を朗読した。オープンマイクは弾き語りあり、詩、短歌連作ありと詩・短詩多めで楽しかった。谷脇さんが珍しくオープンマイクにもウクレレ弾き語りで参加し、多宇加世さん作詞・谷脇さん作曲の歌を披露した。いい歌だった。歌やラップもやってみようと思ったことを思い出した。