のっけからいきなりシモの話で恐縮だが、血尿が出た。びっくりした。朝が一番ひどくて昼には通常になったけれどまだ続いている。このままなら早めに病院行った方がいいかも。心当たりはないではないけど、始めたばかりのエアロバイクの漕ぎすぎが原因でないことを祈るばかりだ。
夜は21時からツイキャスで犬街ラジオ。北野勇作さんはGWに書いたほぼ百字小説、谷脇クリタさんは多宇加世さん作詩の「大好きだ」(表記暫定)をウクレレで弾き語り。にゃんげるほっぷ、というフレーズが素晴らしい。北野さんパートではたけのこと亀と鷺と日向ぼっこの話、谷脇さんパートでは子どもの頃の運動が大人になるとできない話で盛り上がった。私は「親指」という、イケてる男子に青く光る親指をこっそり見せてもらう話を朗読した。発光生物にはロマンがあるが、ホタルイカはその最たるものである。今年はもう旬が終わりかけてるけど、富山湾のホタルイカの身投げ、また見に行きたいな。谷脇さんの教えてくれた鉄道虫(railway worm)という南アメリカに生息するホタルの仲間の幼虫は頭が赤く、細長い体はそれこそ電車の窓のように点々と光るらしい。めちゃくちゃかっこよくて興奮してしまった。乗りたいぜ、鉄道虫。あと思い出したけどホタルミミズというのもいる。ミミズといってもかなり小さな種なのだが、吐いた粘液が結構ちゃんと光るらしい。いつか自分で捕まえたいと思ったまま忘れていた。見られるのは5月頃までらしいので今週あたり探しにいきたいな。これを教えてくれたおじさんはミミズの在野研究者で、地面に盛り上がってるミミズのフンを見つけるのが異様に早く、しかもフンの形状で種名まで見分けていた。地面を指差し「〇〇ミミズ!」と叫んでスコップを入れるとその通りのミミズが出てくる(私は見分けられないから合ってるのかわからないけど)。ホタルミミズはかつて幻のミミズと言われていたのだが、おじさんが引っ越した先の家の庭にたまたまたくさん生息しているのを見つけ、テレビ局が取材に来て話題になったらしい。しかしその後研究が進み、実は校庭のグラウンドや河川敷、公園など好みの土壌さえあればどこにでもいるありふれた種だと明らかになった。つまりミミズのおじさんがホタルミミズを見つけたのは、おじさんがひたすら地面を見つめ続けていたからに他ならない。こういう、一心に究めたいテーマを持っている人のところに素晴らしい幸運のように見えるものが転がり込んでくる話は聞くと元気が出てくる。セレンディピティというやつだ。
割と一日にわたって集中して用事や作業をこなした日だったのだけど、神経がたかぶったせいか深夜まで寝付けず困ってしまった。同居人が死んだらどうしようという想像に苦しめられ、悲しみに暮れながら寝た。