徹夜で確定申告をするつもりが、ラジオの後急激に眠くなって気づいたら朝7時だった。本当に本当に、徹夜ができなくなった。北野さんが昨夜「午前中に太陽の光を浴びた方がいい」と言っていたのを思い出して、特に用はないけどコンビニに行った。用はないと言いつつ目的を設定してしまうのは散歩が下手ってことじゃないだろうか。そんなに食べたくもなかったけどひじき煮を買って、朝ご飯のおかずにした。
日記を書いて確定申告に取り掛かるともう11時前だった。1日で提出まで行けるだろうか。ラジオを聞きながらひたすら収入を登録するうちに正午になった。昼を越えて「なんかわからんし今確認したくないけど確定申告に関係ありそうな物を入れる箱」を逆さにして床へぶちまけたらげんなりした。今からこの大量の紙片を腑分けして領収書を仕分けして入力するのか…。案の定3割くらいは関係ないDMなどで、ゴミ箱がパンパンになった。13時になり、14時になり、15時を回ってようやく終了が見えてきた。あとは保険関係をやって書類データを落として、コンビニでプリントして捺印や証明書類の貼付けをして、税務署に行って提出するだけだ。ふと気になって税務署が閉まる時間を調べた。16時だった。早すぎん!?今からだと絶対に間に合わない。集中力が一気に切れ、同居人の部屋に言って「明日の美術館のことだけど…」と切り出そうとした。が、笑いがこみ上げてなかなか言葉がでなかった。自分でも自分のダメさ具合にウケてしまっている。何度もどもりつっかえしながら、確定申告チャレンジに失敗したので、明日予定していた外出の前に税務署に寄らなければならないから、地元駅か目的地の駅で現地集合にしてほしい旨をなんとか伝えた。同居人は大いに呆れながらも了承してくれた。
昼を食べていなかったので近所の店に行って、ついでに少し仕事しようとした。が、事務処理で集中力を使い果たして、閉じたタブレットを前にひたすらスマホをいじることしかできなかった。何もせず切り上げて家に帰ると、どっと眠くなり1時間くらい昼寝してしまった。
それにしても去年の私は働かなさすぎだ。業界不況やインボイスも相まってそもそも仕事が減っているけれど、それにしても。こんなに働いていないのに小説も大して書けていないってどういうことなんだろう。このままだと数年でゆっくり食い詰めていきそうで恐ろしい。