2024/05/09 シジュウカラの家選び

hachimoto8
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取材が朝と夕方の2件あり、けっこうハードな日だった。

公園で人を待っていると一本の木の周りを小鳥が飛び回っているのに気がついた。シジュウカラが木のうろを出たり入ったりしている。公園の人通りの多いところに生えている木で、うろは口が上向きで雨がしのげないのではないかと思うのだが、そこで子育てをしているようなのだ。シジュウカラは遠目にも見える太いイモムシなどをくわえては運び込んでいる。邪魔をしてはいけないと思いつつ好奇心に負けて近づき、木の幹に耳をつけてみた。ピィピィという声がする、ような気がする。脅かしてはいけないと思いつつ、親の姿が見えなかったので帰りにもそっとのぞいてみた。狭いし奥まっているのではっきりしないけれど、シジュウカラの大人とは似ていない地味な雛が少なくとも2羽、折り重なっているのが見えた。以前、万博記念公園でも石垣の欠けた穴にシジュウカラの巣を発見したことがあり、腰くらいの高さしかないしこんなひと気の多いところでと驚いたものだったが、意外と気にしないのかもしれない。もしくは人間が多いほうがカラスやヘビなどが近づきづらくてよいのかも。

夕方の取材は詳しく書けないけれどすごく面白かった。一つの分野に打ち込んでいる人の知見や独自のあるあるを聞くのが好きだ。そういう人はその分野ならではのフィルターを通して世界を見ていて、そうでない人が容易に見逃してしまうものを次々に取り出して見せてくれる。自分とは縁のない分野の人だったりすると、もはや手品のようである。あんまり人に興味が持てないけれど、そういう時はすごくコミュニケーションの甲斐を感じる。ただそれってその人自身にはやっぱり興味がなくて、その人が見せてくれる世界の断層に興味があるだけなので、不誠実なようにも思う。

夕飯を人と食べて帰った。今年の目標が一つ増えた。昨夜の寝不足も相まって寝落ちしてしまった。0時前に目が覚めてもそもそと夜のルーチンをこなして寝た。

@hachimoto8
なるべくしょっちゅう書く/始めないし終わらない/これで完成でいいや