今日は一日ムスメの熱が下がらなかった。
仕事を休んでずっとムスメを抱っこしていた。
熱のあるムスメはあたたかい。
咳をするたびにムスメは苦しくておかあさんおかあさんと泣くのだけれど、私には背中をさすってやることしかできない。
それでもムスメにとっては私に抱かれているほうが安心できるのだと思うと、ひがな一日いわれるがままにたっちしてゆうらゆうらしてあげるのだった。
ムスメが伸ばしてくる手を受け止めてやるたびに、浜文子の「抱きなさい、子を」という詩を思い出す。
膝に乗せてゆうらゆうらと揺れる日は、あと何日あるのだろうと思いを馳せる。
うたたねをするムスメを抱きながら、なかなか読み進められていなかった文庫本をようやく読了した。
山本幸久「神様には負けられない」
久しぶりにブックメーターに登録した。記録を見てみると三年ぶりだった。
何の本を登録しそびれているのか全然思い出せないけれど、せっかくだし、今日から心機一転、もう一度動かしたいなと思う。
夕方になりムスメの熱が少し下がった。
今夜はよく眠れるといい。