自分がアセクシャルかもしれないと気づいたのは8年前。ノンバイナリーなんだと腑に落ちたのは1年前。どちらも言葉は知っていたのに、自分のことだと思うのにひどく時間がかかった。その言葉がぴったりだと気付いたときは2回とも雷に打たれたみたいだったし、すごくすっきりした気分になった。(正にエウレカ‼って走り回りたい気分だった)
でも、そうやってラベルがついて安心した後に、いつまで自分を偽らなきゃいけないのかと苦しさを覚えるようになった。シスジェンダーで異性愛者の人はそれがデフォルトの世の中だから、他人に一々説明する必要がないし、自分が何者なのかなんて延々考えなくてもいい。それを時々ずるいと思ってしまう自分がいる。
この1年、気分が浮き沈みする度にどこへも気持ちを吐き出せなくて、苦しかった。これからは、ここへ少しずつ書こうかなと思う。