すごい、昨日も日記をサボったから昨日のことから書こうかと思ったのに、もう昨日何があったか忘れてきてるよ!いや、思い出すほどのことがなかったとも言える。あとすごく眠かったな。眠いなりに仕事をしていたくらいだな。
それで今日は土曜日。本日はMUTEK.JPというイベントの一環のライブに行く予定があったのだ。MUTEKとは?僕もあまりよくわかってないが、カナダはモントリオール発祥の電子音楽とデジタルアートのフェスティバル、らしい。バキバキにカッコいいオーディオ&ビジュアルのライブやインスタレーション的なものが集中してこの時期に開催される。東京で開催されるのは今年で8年目らしい。僕はこれで3回目。出演するアーティストに好きな人がいれば行く。
で、なんとなく少し前から物欲が湧き上がっていたので、どうせ渋谷に行くならとちょっと早めに出て原宿あたりを物色してみようと思ったのだが、駅を出て早々に後悔してきた。人が多すぎる。
さらに、ちょっと目当ての店など数軒入ってみて、アウターなどを冷やかしてみたのだが、こちらの気持ちのほうがひんやりして来た。有名なアウトドアブランドなどを見てもみんな高すぎる。知ってたけど。アウトドア系のパーカーやらダウンやら、みんな当たり前のように着てるけど、みなさんあんな値段出して買ってるんですかね!?それともメルカリとか駆使してるんでしょうか?!こちとら金銭感覚は大学時代から変わってませんぜ!
これ以上原宿に居てもいろいろ消耗するだけなので早々に渋谷へ。渋谷のドトール本社1階にある巨大ドトールが好きだ。東京の、というか繁華街の、いやそもそもドトールはどこも全部狭い、という思い込みが覆される巨大さ。初めてきた時うれしくなって笑ってしまった。渋谷のこんな場所に郊外のベローチェみたいな店があるなんて!
その後タワレコにも少し寄った。我がオアシス、タワレコ。とはいえもうオアシスと言えるのは7Fのフロアのみ。もはやこのビルの半分はK-POPストアという様相。なんだか、原宿のお店入れば聞こえてくるのは中国語、CDショップ入れば韓国ポップと、どうにも購買する場所で肩身が狭い気がしてくる。別にナショナリストになるつもりはないし、そういう国になったといえばそう。ただ、この人混みも…そういう国の一面なんだなと…。
そうこうしながらMUTEKへ。ライブハウスのO-EASTはラブホ街のど真ん中にある。このへんのストリートは本当に最悪ですね!渋谷ストリームでやってくれていた時のほうが場所的には有り難かった…。ライブの内容については、ツイートにてご参照ください(動画も載せちゃった)
とくにOren Ambarchiが大好きなアーティストでもあるので、ぜひこの目で見たかった。ライブは凄まじかったが、個人的にはもっとギターの音などよく聴こえる形でのソロ公演も見てみたい。
また、中山晃子さんのライブ・ペインティング?液体水彩パフォーマンスは、見るのは二度目なのだがやはり素晴らしかった。水を操る多彩なテクニック、素材と色の組み合わせ、それを手元の直上カメラで切り取る際の、「絵」をどういう構図に流し込んでいくかという即興的な選択。流動と時間軸を取り込んだ、一瞬限りの残らぬ絵画。美しく、生々しく、宇宙的であり生命的。実際そのミクロな水の動きの様子からは、人間の認知を越えた神秘が常に偏在していることを思い出させる…。
水彩、水流の操作のみならず、カメラの操作もその手で同時に行い、ピント合わせ(ズラし)により立体感の強調、くわえてシャッタースピードを遅くすることで水彩の軌跡を残像化させ、より抽象的に、そしてより1フレームごとを意識させるという演出により、この場で流れているノイズのような音響とも非常にマッチした実にアヴァンな手法を見せてくれた。常に惚れ惚れするし、時にドキッとさせられる展開も見事。
人類、皆一度は中山晃子さんのライブを見たほうがいい。
というわけで、頭の中のモヤモヤしたものが、超・抽象度の高い刺激の強い音響、映像に触れることで、スッキリした土曜日でした。