Twitterが1時間くらい落ちた

はいファイ
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公開:2023/12/22

今日はTwitterが落ちていた。まぁSNSに障害が起こるなんて別によくあることなのだが、Xくらいの規模になるとそれだけでニュースになったりする(TwitterとXという呼び名をあえて混在させている)。MicrosoftのTeamsに障害が起こっただけでNHKが報じたりする。非常に滑稽だなあと思う。多分メディアの人にとっては、自分たちがよく使ってるサービスだからなのか、docomoなどの電話回線が繋がらなくなったことと同じくらいのニュースバリューを体感してるのだろうけど、こちらからするとwebサービスの一つが落ちた程度でニュースを起こすのは、公共の電波の無駄遣いだなとさえ思える。

でもまあ、そのサービスが大きくなって、たいしてリテラシーのない層も使うものになったという、そういう判断がニュースを動かしているのかもしれない。一つのサービスが落ちただけで、他の代替手段が無いような人たちにとっては、ニュースでやっと状況を把握する、というケースもあるということなんだろうか。

代替手段ということで、Twitterが落ちるたびに、みんな「アカウントだけとりあえず作っておいた別のSNS」に一斉に避難してきて、Twitterが落ちていることを確認するとともに、ちょっとした狂騒状態でポストをする。Xが落ちると、他のSNSがお祭りになる。そして復活するとみんなXに帰っていく。最近は主にTwitterとBlueskyを見ているので、Xが落ちていることを今日はBlueskyで知ったくらいだった。

ある種の一体感。全員に同じことが起きているというリアルタイム性。ちょっとした皮肉、ちょっとした自虐、ちょっとした諧謔。それらが波のように寄せては、引いていく。

今しか楽しめない、今みんな楽しんでいる、この状況に張り付かなければ、そんな気持ちが躁を引き起こす。それを自分で実感しているとき、ああ、これがSNS中毒なのだろうなと思う。それでも今回の場合、避難先で楽しむことを優先できている、つまり、「Twitterが落ちていることをツイートできない!」という問題(?)が、今回は起きなかったなと思う。SNS中毒ではあっても、ツイッター中毒ではなくなっていたのだ!

Twitterの完全な代替、と言えるサービスはまだないかもしれない。それでもこれは、既に気持ちは半分もう移行できているとも言えるんじゃないか、Twitterの呪縛からは、Xというイーロンの手のひらからは、実はもうだいぶ脱せているのではないか、そんな気づきがあり、よかったなあと思いました。よかったんでしょうか?