東京出張のたびに買うのが、崎陽軒のシウマイ弁当。シウマイはもちろんだが、個人的には筍煮がいちばんお気に入り。シャキシャキの歯応えと、甘辛しょうゆ味。ああ、瓶詰めにしてほしい。つねづね弁当というのは冷めてこそうまさを発揮すると思っているので、崎陽軒を温めるなんてもってのほか。蓋についたごはん粒すらうまいから、崎陽軒のシウマイ弁当は本当に隙がなくパーフェクトだ。
パーフェクトといえば、今日はここ最近ではいちばん良い日だった。朝起きてベッドでごろごろしていたら、末長さんから連絡があった。2週間ぶりに皮膚科に行って光治療をし、会社でたまりにたまったデスクワークも全部こなした。夕方歩いて自宅まで帰り、ご飯を作っていたらまた末長さんからLINEが入った。予定していた業務委託の仕事を直前になって断られたという。とても腹が立った。わたしが自分のことのように怒っていることに「ありがとう」と言っていた。「好きな人が雑に扱われているんだ。腹が立って当然だ」と、わたしは返した。好きな人、と言えた。だから今日はパーフェクトでありんす。