「好ぎだっちゃ」自分が臆病にも永らく口に出来なかった烏滸がましい思いを言葉にして、そう言ってくれたのは他でもない貴方だから。「おらも宮城のごどうんと好ぎだべ」今日も安心して、貴方の隣で呼吸ができる。とても己の持ち前の言葉では表せそうにない安心感と幸福感を得られて頬が緩んだ。口には出来ないなら、行動で示すしかない。口付けを贈ると、刹那、彼が驚いた目でこちらを見た。その顔があまりにも可愛らしくて思わず笑いかけると彼も釣られたようにへにゃ、と笑い、破顔した。haj1mar徒然に