6文字/場所/冷えさんぽ/KOBAN🌔

菅原茉莉
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夕飯を食べたら眠くなってしまい、とっちらかった部屋でキーボードに向かう。この文章も、読む人が読んだら「むむ、散らかった部屋で書いておるな」とかわかるもんなんだろうか。今日の朝、ちょっときゅっとすくむような出来事があって、おもわず「きいてよ、こんなことがあって…」とメッセージで泣きついてしまった人が、だいじょうぶと返事をしてくれた。だいじょうぶっていままでどれだけ言って言われたかわからないくらいたくさん使ってきた言葉だけど、ああ、こんなふうに使うんだ、と実感した。夜にはそのときを思い出しながら、わたしも違う相手に「だいじょうぶ」、とメッセージを送ってみた。6文字、たった6文字で人の心の中はこんなにも色づく。

物件を見学した。いろいろなことを試せる場所、作ったり話たりする場所がほしいという気持ちがむくむくしていたので。今日の家は以前使っていた人の工夫があちこちにある、小さいけどいい場所だった。わたしは新しいものや場所にいくと丸ばかりつけてしまうので、こういうときは冷静な友人と一緒に行くにかぎる。どうかなーまだ悩み中。

しゃぶしゃぶにハマってしまったかもしれない。昨日の夜も、一昨日の夜も食べたのに、今夜もしゃぶしゃぶ。お鍋ともまた違う「今つくってる感」が好きなのか。どうしたんだろう、飽きないし。今日はおもいつきでマグロの刺身をしゃぶしゃぶしてみたら、美味しいツナが出来上がった、二人の離乳食時代を思い出した。夕ご飯タイムに「しゃぶしゃぶを食べよう」と思い立ったのが先で、その割に冷蔵庫の中に具材になりそうなものがなく、むすこと二人で歩いて買い物にでた。5,6分かなあ、歩きながら(…この時間が嬉しい…え、めっちゃうれしい!!!)とおもったけど、言うとなんか目の前が揺れてもやもやしてふわわーんって消えちゃいそうだから口には出さずに、こらえた。寒くてほっぺが冷えて、さむーいと私が言ったら、「でも俺はこのくらいの寒さが好きだ」といった声が、大人でも子どもでもない今の息子そのものってかんじで、今日は背もすっかり追い越されているような気がして、いい夜だった。

近所の交番に大きくかいてあるKOBANの「O」の電気が半分切れていて、今日の月とお揃いだったよ。

@hajimari
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