今日東京でみた和食展の「海藻を食べる文化は日本人ならでは」だ、という言葉に触発され、今日はわかめのしゃぶしゃぶ。牡蠣も3つ。豚肉があったら子どもたちは喜ぶかなあと追加。昨日作った夕ご飯もまだ残っていたのでなんだか品数が多い食卓になった。先日撮影でわかめのしゃぶしゃぶをして、パッと緑色に変わるとことかいつも食べるわかめともまた違う元気な食感とか(むすめは『勢いがある』と表現していた)そういうのを3人で囲みたかった。食文化、とか食育、というあたり、私はほんとうに解像度が低い。おいしいものは好きだけど、家のごはんというものに対しての熱意があんまり高くないのだ。でもね、こないだお料理の撮影で小豆を煮ていたときに「ああこの香り懐かしいな」って思ったり、ごりごりすり鉢から漂う胡桃の香りでおばあちゃんの背中を思い出したり、そういうことが最近続いていて。私の中にちゃんと置いておいてくれたんだなあ、お母さんやおばあちゃんが、と思った。そう!ふわっと嬉しいこの何ともいえない気持ちを、私の子どもたちはどれくらい味わえるかなあと考えたら、心配になっちゃって(笑)季節のものとか、できる範囲で一緒に料理して一緒に食べていきたいなーと。
弾丸で行った東京旅だったけど、楽しかったなあ。かっぱ橋なんて、きっとこういうきっかけがなかったら足を運ばなかっただろうし。鉄のフライパンを買ったよ。買ってすぐ使う時はクズ野菜を焼いて馴らすんです、と店員さんから話をききながら、このちょっと儀式めいたところ!私は料理というなかのこういう部分が要素として好きなんだ、と思った。
東京は暑くて、海外の人がたくさんいた。半年くらい海外に住む、暮らすということをしたいな。観光ではなくて、その土地で「暮らす」をやってみたい。すれ違う人じゃなくて、日々会う人、としていろいろな話を聞いてみたい。今週のしいたけ占いには「海外いきてー!」というようなことを大きな声で言っていけ!と書いていた。ので、積極的に大きめの声で伝えていこう。
しゃぶしゃぶに夢中になっていたら、携帯がなってそんなに連絡を取らないけど尊敬する先輩?友人(と呼びたいがどきどき)くらいの方から電話だった。間違い電話かな?と思いながら出たら、「じゃ冷わんのルールでわかんないところがあって!!」って、後ろがガヤガヤ賑やかで。なんかミルフィーユみたいに嬉しい電話だったよ。遊んでくれていることも、電話で聞こうって思ってもらえたことも、その気楽さがたまらなく嬉しかった。うーー嬉しかった!!