Misskey.ioというSNSがあります。最大のMisskeyサーバーで、Twitterからの移住先としても注目が集まっています。
筆者は去年の4月くらいから使い始めたような気がしますが、今日アカウントを削除しました。
そこで今回は、約1年半Misskey.ioを使って分かった、合わないなと思ったことを書いていきます。
あくまで主観です。
1. どすけべすぎる
汎用SNSを謳っていた時期もあるような気もしますが、ユーザーで圧倒的に多いのがR18イラストを描く人です。
これはTwitter (現X)がR18イラストへの締め付けを強化したことや、AI関連のいざこざをきっかけとしてMisskey.ioに移住した人が多いことが理由でしょう。
R18イラストは頻繁にリノートで回ってきますし、ハイライトもほとんどがR18イラストで占められていることもあります。
こういうイラストは(中には好きなものもありますが)基本的には好きではないので、合わないなあと思っていました。
2. 人が多すぎる
Misskey.ioはMisskeyサーバーの中では最大で、60万人を超えるユーザーがいます。
その結果、ローカルタイムラインという全ユーザーの投稿を見られる場所があるのですが、そこがあまりにも爆速で機能していません。ローカルを見ている人はほぼいないと言ってもよいのではないでしょうか。
昔から人が多すぎる場所は苦手なので、これも合わないなと思ったところかもしれません。
3. 自分の興味あることに興味を持ってくれる人が少ない
1 で書いたように、Misskey.ioにはイラスト関連のユーザーが多く、そういった投稿が伸びる傾向があります。
そのせいか、筆者が好きな数学の話をしても、ほぼ反応がありません。
もっとTwitterからの移住が進めば状況は変わるのかもしれませんが、現状では難しそうです。
(個人的にはMisskeyをフォークして数式が使えるSNSを作りたいのですが、技術力がないためできません)
4. 反応が来ない
3 とも関係しますが、せっかくがんばって作ったものを投稿しても0リアクションであることが多かったです。
もちろんフォロワーは常時TLを見ているとは限りません。そのため、定期的にリノートしようとアドバイスされるわけです。それでも効果がないことが多かったです。
勘違いしている人も見受けられましたが、決してバズりたいわけではないです。がんばって作ったものに対して2,3のリアクションが来れば十分だったのですが、0リアクションであることが多くて悲しくなりました。これでさえ望みすぎなのでしょうか?
5. 間違ったリアクションが来る
リアクションが来ないことを悩んだばかりのところに贅沢な悩みかもしれませんが、変なリアクションが来ても嫌な気持ちになります。
たとえば「おはよう」と投稿したのに、誰かが「おやすみなさい」とリアクションしたとします。すると、他の人々も「おやすみなさい」のリアクションをしていくのです。
このように、リアクションすることしか考えておらず、本文をあまり読んでいないのに他人が押したリアクションを押していく人が結構いるのです。
中にはリアクションを自動化する人さえいました。(これは公式からもやめるよう言われたことですが)
本文をよく読まずにリアクションする人がいる理由として、やはりTLが速すぎることが挙げられるのではないでしょうか。
6. Misskeyのバージョンが古い
実はMisskey.ioが使っているMisskeyのバージョンは5月くらいで止まっています。
しゅいろさんがMisskeyをアップデートした際によく偉業のリアクションをMisskey.ioの人たちはつけるのですが、Misskey.ioの人たちはこのアップデートの恩恵を受けられていないわけです。
最新のMisskeyを使っている他のサーバーに登録してみると、さまざまな便利機能があることに気づきます。特に埋め込みコード生成機能はioにも欲しい機能の一つです。
Twitterから脱出できない人たちを嘲笑するMisskey.ioの人もいるかもしれませんが、筆者からするとMisskey.ioから脱出できない人たちも大勢いるように感じます。
便利だから使うのではなく、人が多いから使うという流れになってしまうのは、TwitterやMisskey.ioに限らずどこにでもあることなのかもしれません。
おわりに
ネガティブなことを書き綴ってしまいましたが、いいところも勿論あります。それが1年半使い続けた理由でもあります。
個人的に、はなみすきーは1,2,6の問題がないのでうまく活用できればいいなと思っています。
しかし数学の話が受け入れられるSNSは今のところTwitterくらいしかなさそうなので、結局Twitterからは脱出できないのかもしれません。
状況が変われば再びMisskey.ioに復帰する可能性もありますが、当面は無さそうです。