総まとめ、というか、私は元来自分の絵にコンプレックスがあるため、しかしコンプレックスがあるある、などといったところで克服できるわけでもないため、少しでも絵が上手くなるように、と2023年色々としておりました。
(これは2023年描き納めの11世陛下落書きです。描き納めなのである意味2023年努力総まとめとも言えるかもしれない。)
ひとえにもう色々あり(割愛)FGOコンスタンティノス11世を描けるようになるため!という私欲からです。(頼城紫暮を描けるようになりたい、という方向性はその前から在るので、その方向性にコンスタンティノス11世が加わった、と思っていただければ幸いです)(今年は自分に負荷をかけるのは大事だけれど、負荷をかけすぎると破綻するため、また日々の練習を安定させるため、コンスタンティノス11世をメインにしておりました)
以下2023年試したことや、感じたことなどの備忘録です。
・今まで漫然と引いていた線を改めました。コンスタンティノス11世の前はワールドエンドヒーローズ(頼城紫暮)の落書きをしていたのですが、その頃から漫然と引いていた、という点は自覚はしていたので、ここはもう腹を括って向き合うしかない、と思い、おかしい、と気付いたときは「おかしい」が直るまで描き直しました。
・You Tubeなどの動画サイトにて、アナログで絵を描かれる方の動画を繰り返し見、参考にさせていただきました。デジタル絵のメイキングはパーツや仕掛けの構造などの勉強にはなるものの、私自身がアナログ落書きなので、レイヤーなどの単語にぴん、と来ず、かえって混乱したため、アナログで描かれている方を参考にし、どの線を引く時にどの角度で引いているのか、どれくらい力を込めているだろうか、アタリのとり方はどうだろうか、絵だけではなく、腕の動き、鉛筆の持ち方などの所作にも注視し、時間が在るときは何度も勉強させていただきました。週に5回、最低5分はメイキング動画に目を通すこと(時間が短くても継続して覚えることが大事なので)を課しました。
・今まで継続していた描き方を全部捨てる勢いでやり直しました。もう殆んど捨てた。まずアタリのとり方に対する固定観念を捨てるところから始めました。今まで円をかき、十字をきり、その中に顔を……という観念に囚われていましたが、動画で見るに、円の下に顎を生やす(言い方が正しいか、伝わるかはわからないのですが……)方法をされている方がいたため、それを採用することにし、何度もやり直、この方法に切り替えました。他にも目の描き方をシンプルにしてみたり、逆にまつ毛は濃く表現したり、しなかったり、現在進行試行錯誤中です。なお、今回の日記は「11世をかけるように」という括りなので割愛していますが、神祖、ヨハンナ(女性)、バーソロミューなど、他の推しの描き方も同時にまるごとやり直している最中で、大変なことになっています。
・絵に限らず、日常的に目にするものを観察することにしました。11世を描けるようになる、というのは「顔だけ描けるようになる」というわけではないので、日常、散歩中や、会社の帰路などのときに、目に入るものすべてに「感じたもの」を手帳に書くなどしました。衣服の素材、シワの付き方、風で揺れる木の葉の動き、太陽の角度でできる影など、何に使うかはわからないものの「見ること、そこから何か情報を得ること」は「情報を出力すること」にもなるだろう、と思い、できる限り続けました。
・毎日鉛筆を持つことを課しました。たとえば絵を描けない日があったとしても、ただ一本、線だけでも引くことにしました。鉛筆を持つ、という初歩を継続することに意味がある、と思ったからです。(とはいえ、コロナに感染したときは、それすらできなかったのですが……)
・表情にだけは常に気をつけました。表情というか、感情表現ですね。幸いなことに、過去に何度か「表情が良い(わかりやすい)」と言ってくださる方がいらっしゃったので、表情は私の数少ない強みだろう、と信じ、感情を表すときはわかりやすさを気にかけました。最近はわかりやすさに加え、「そのキャラらしさ」を気にかけるようにし、どちらかといえば後者に比重をおけるようにしています。
・定期的にコンスタンティノス11世のボイス、表情などをマイルームで確認しました。前述の通り、表情というのはわかりやすさを意識するのは勿論のこと、二次創作である以上「そのキャラはそれをするだろうか」という解釈を定期的に重ねるべきではないだろうかと考え、2週間に1度くらいのペースで確認しました。現状、口の可動域が、私の表現に比べ穏やかというか、派手に動く、というわけではなさそうだ、という印象を受けたため、なるべくその方向性に準じています。
・同様に戦闘中のコンスタンティノス11世の動きや立ち方を確認しました。立ち絵だけではわからないこともあるのと、現在マテリアル未掲載のため、自身で確認する必要があったためです。
・男性向けファッション雑誌を購入したり、ネットに掲載されている(通販サイトなどの写真)を見比べたりしました。どうにも私が描く11世は老けて見えるような気がしてしまい、男性の顔立ちの参考にさせていただきました。しかし参考にしたはしましたが、あまりいかせていないような……依然老け顔なのでは……という気持ちが在るため、今後の課題として保留にしています。
・ラジオ体操を始めました。絵と関係ある??と思われそうですが、コロナ後体力がごっそり落ちてしまい、すぐ横になりたがること、そのため体力を取り戻したかったこと、に付け加え、私は「絵を描くための机」がなく、膝の上にスケブを置き、背もたれのない場所(ベッド)で描くという、もう体壊れるだろこれみたいな環境(例えるなら小学生の写生大会で画板を太腿に載せた体勢で描く、あの姿勢が近いです)で絵を描いているため、体のどこかしらが常に痛く、やってられねーーーー!!!みたいになりがちなので、体をいたわる必要もあり、とりあえずラジオ体操から始めています。やってみての感想ですが、絵を描くには多少、体を動かしたほうが良いぞ……という実感を得ているところです……。
・好きな絵柄を観察し「何故好きなのか」を考え、その特徴と思われるものは取り入れようと試みました。結果として、「これは合わないな」「こうしたほうが良かったな」などの課題にぶつかるなどし、落ち込むことも多かったのですが、得るものもそれなりにあった気がします。個人的に瞳をキラキラさせたくて(私の好みで)細かく描いたりもしましたが、全体のバランスとして悪いのでは?(私の好みと描くものは一致しないのでは?)と気付き、少し取り入れるのを控えています。
・動画の項目で触れるべきだったのかも、ですが、寝る前に動画を見たときは、朝、起床時すぐに見た動画から感じたやり方で落書きをするなどしました。なので枕元にはすぐ手に取れるようノートを置き、すぐ絵を描ける状態を維持しました。
・立ち絵一人だけの絵を描き続けるのではなく、二人以上画面の中に入れるなどを積極的に行うことにしました。これは私のなかに「営みの中にあってほしい」という願いがあった、ということもありますが、一人だけの立ち絵を描いても上達せんのな……という実感もあったからです。余裕があれば「状況」を描くようには心掛けました。腕が上がった!とは今のところ感じないのですが、見る目としては「うん??この構図でこうはならんでしょ」と気付くときがあり、少しずつ目は肥えてきたのでは?!というソワソワした気持ちがあります。
・手近にあるものを描くなどしました。ハンドクリームなどの日用品や食べ物、Skyというゲームのスクショを描いてみたり、とりあえず11世に限定せず「見て」「描く」を定期的に行いました。その結果もしかして色を取るのが大事ではなく、光を識ることが大事なのでは?と最近思います。
・何かしら気付きを得たときは、その気付きを忘れないように、重視するようにしました。実際にあったケースだと、線を引きながら、「これは骨の上に肉があるのだ」と知識でなく、理解が感覚にたどり着いたような瞬間(漫然と「骨があるんだ」ではなく、自覚として「あっ、ここに骨の隆起があり、肉がある」と自分の線で感じた瞬間)があり、その日はずっとその場所を「その感覚」で描き続けました。前までなかったことなのですが、「知っていた」が「わかった」になる瞬間があり、それを決して疎かにせず今は追求することにしています。
・メモを沢山取るようにしました。言語化することでフィードバックされるような気もしたからです。実際、絵の出力だけでは気付けなかったものもあり、今までなぜサボっていたのか(メモを)という気持ちになっています。
・布の動きや、体の動きがわからない場合、自分で動いて見るなどしました。それそのものを絵に導入したわけではないのですが、自分の身体を使うことで「あっ、こうなっているんだ?」と思う瞬間があり、それをどうにか汎用知識として流用できないだろうか、と考えているところです。
・絵の描き方ではないのですが、「何をしてはいけないか」ということを知るために、ビザンツ関連、宗教関連の書物に目を通したり、一旦ネットで検索するなどをしました(とはいえさくさく目を通したりしただけで、詳しい文献にあたったぜ!とかそこまで胸を張るようなことまではしていないのですが)。何をさせたいか、よりも、何をさせるべきではないのか。落書きとはいえ知識として取り入れるのは大切だろう(ましてやワンクッションもなくネットに上げるならば)、と考えたからです。例をあげれば「ホットケーキを作る11世陛下の落書き」をしたことがあるのですが、安易にホットケーキは大丈夫だろうと思わずに、ホットケーキが何かしらの「してはいけない」に抵触しないかどうか、一先ず一通り検索するなどしました。二次創作なので丁重に扱いたかったこと、そしてできる限り、「私がキャラに何かをさせたい」よりも「このキャラは何をしないだろうか」の解釈を重視したかったのです。(そのため、私の学習不足で「これはしないだろう」が発生した場合はあっさり落書きを削除したり非公開にすることは、今までもこれからもあると思います)
思い出せるのはこれくらいかな。もう少しあったような気がするけれど。思い出せた、その場合は追々また追記します。
今年はただ描く、のではなく、絵の作業すべてに意識を払って描くを実行した一年でした。とはいえ、まあ面倒だな〜などのときもあり、確認作業をサボることもなかったわけではないのですが(だめじゃん)。
時に全然描けなくて、どうして自分はこうも下手なのかと思って本気で泣いたときもあるのですが、一年、継続して何かしら描いていた!ということだけは、なんか褒めてもイイ……!のではないでしょうか……!たぶん……!!
さておき、自分ではどうなのかイマイチわからないのですが、落書きとはいえ、少しでも11世陛下に見えるように、そして私が11世陛下好きだぜ〜!の気持ちが1ミリでも伝わるように、描けていたら、描けるように前進できていたら嬉しいな、と思います。来年は少々忙しくなる可能性があり、今年のように継続して描けるかはわからないのですが。それでもマイペースに続けていけたらいいな。
一先ず来年の目標は、机のある環境を手に入れることですね。もう体がバッキバキなので、これをどうにかできるように、体に気をつけながら継続していきたいです。